「#時代ミステリ」を含む小説

※オーバーラップノベルス様より１月に書籍発売！ これは戦場の【落とし物】から始まる物語―― 人材不足のうえに倒産寸前のブラック企業で働いていた主人公は、気づけば異世界に暮ら…

元詐欺師のフィアーが、 事件へ好き放題に介入し、 口先と頭脳でバッサリ解決!! 1919年 ロンドン ルイシャム地区。 借りたアパートを探偵事務所に改造し、 フィアーは勝手に『…

和歌宮が重大な問題の解決を迫られて内裏に戻ると怪異の噂が立っていた。やがて宴の松原で女房の死体が発見される。和歌宮は問題を解決するために乳母子や従兄の恒躬の協力を得て事件の真相を…

　死にたがりの青年子爵の死の謎に、時間を巻き戻す能力を持った死神が挑む。 　時は1922年、大正時代。ある冬の朝、軽井沢の別荘に滞在中の銀行家・東條善麿の元に死神が訪れ、お前を…

天正十年、清水寺近くの草庵で商人・甚兵衛が死亡する。 水漏れ騒ぎとして片付けられかけた事件に、監察方・土岐宗順は “強すぎる伽羅の香り”に不自然な作為を嗅ぎ取る。 匂い・作法・時…

江戸は寛政の頃の話である。 お照が紹介された奉公先は吉原の菓子屋。 そこの女将こそはフランス革命から逃れてきた王妃マリー・アントワネットであった。 菓子作りを学びながら息子のシャ…

時は天保元年、場所は大江戸。 雨森佐吉重信は葬儀の最中、自分に弟がいると明かされる。その弟の名は小四郎。知的好奇心が旺盛で謎を見つけると解かずにはいられないという悪癖を持っていた…

とある小国ヤマンタイラでは、先代の王であるシュウが亡くなり、娘のヒヤクが後を継いで女王として取り仕切るようになった。生前のシュウは民の揉め事や事件の数々を解き明かしていたが、あま…

享保十八年、上野・忍ヶ岡。 寺や学問所が並ぶこの高台は、文と剣が交わる、教養と秩序の町だった。 小幡新之助。三河譜代の家に生まれ、学問と剣を修めた男。 だが今は、剣から離れ、筆…

文明開化と共に訪れたのは、魑魅魍魎が跋扈する『分冥開化』の時代。 明治時代の帝都、東京は『霊穴』の発生により怪奇現象が多発するようになっていた。 零細出版社『独歩社』を経営する若…

『あやかし』×『バディもの』×ちょっと『お料理』 中国から逃亡してきた九尾の男と、妖怪に好かれてしまう家なし少年による、ブロマンスあやかしミステリ（になる予定）！ （ちょっとバト…

とある男が晒し首の一夜の番を任された。 しかし、睡魔に襲われた彼は罪人の首に忍び寄る影を見逃してしまう。 男が疑心暗鬼から首を確認すると、そこにはなんと別人の顔があった。 逃亡へ…

時は江戸の終わりで明治の初め。 天下にその名を轟かす、一風変わった人形職人。モデル役を買って出た人は、近いうちに大罪を暴かれ晒し首になるというが……。

　かんらん　こんろん　かんらん　こんろん 　その音が聞こえると、全ての人はあばずれ橋に集まってくる。 　首を斬る人、斬られる人、それを見る人が集まってくる。 　悲しみも喜びも、…

長元三年（一〇三〇年）、右大臣藤原実資は自身の日記「小右記」を編纂し、小野宮流の有職故実をまとめようと決意する。日記には欠落があったため、長年つきあいのある優秀な女房・紫式部を招…

◇ 「第45回横溝正史ミステリ＆ホラー大賞」一次落ち ◇ 多くの皆様にお読みいただき、心より感謝いたします！ 関東大震災の翌年、大正十三年。 群馬の奥地の温泉地に流れ着いた十五…

沖縄復帰後の古き良き時代に生まれ育った青年が、独自の文化や風景に影響を受けながら成長する。彼は厳しい現実に直面しながらも優しい姉と母の温かい支えに励まされ、数々の困難を乗り越えて…

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。 未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。 巫女の懸念は…

時は明治初期。田舎の夜道をとぼとぼと歩く書生風の元武術家、山田大介は襲撃を受ける。 彼を襲ったのは、大介の外出中に他の弟子たちの襲撃を受け死亡した、大介の師にして外月流の開祖――…

「忌子を殺していただきたいのですが——」 退魔師の折櫛直流は、林檎森と名乗る一族から、法外な報酬と引き換えに忌子を殺害する依頼を受ける。 しかし忌子の殺害を前に別の殺人事件が発生…