「あやかし」を含む小説

　ーー知っているだけでなにもできないと、僕は分かっているつもりだった。 　いま、壇上のスポットライトに照らされた祖父が崩れ落ちた。 　超大企業である瀬川グループが経営する"…

－あらすじ 明治１６年の春の初め。 陰陽師の土御門鷹一郎に一通の手紙が届く。 それは恋人が行方不明となり、探してほしいという男からのものだった。 まぁ、それで俺が雇われたわけだよ…

オカルトなことや民間伝承、宗教や神道のことなどを勉強しながら好きなことを書いてゆくエッセイ。 時々、料理の話やお茶の話、趣味のお話が入るかもしれません。

――目覚めると、神だった。 自分が何者か思い出せない。 ただ、美しい少女に拾われて祀られたことから神のようなものになってしまっていた。 自分が誰かも分からない。 だけど、この少女…

【完結！！】 　世は戦国時代。乱世を生き日の本を我が物にしようと戦う者が多く生きた時代。 　国を統べようとしていた信長が討たれ、時代の移ろいを感じた奴良野(ぬらの)一族の頭領で…

　自称、保健室系金髪美少女、倉敷柚子葉は十年振りに再会した八童志恩と念願のファーストキスを果たす。 　彼との結婚の条件はただ一つ”高校の卒業”だ。 　私立の女学園に通っていた…

10.000字　全10話　完結済　 本当にあった恐ろしい話です。

時は江戸時代末期。関東のとある山奥で黒い怪物に襲われた少年・太一は、奇妙な一行に命を救われる。 妖（あやかし）を撃ち抜く弾丸を持つ、寡黙なマタギ・銀作。 生き物を癒す不思議な力を…

ショートショート。ファンタジー。 大学生「かおる」はパン屋でアルバイトをしている。寝正月を夢見ていたが、なんと１月２日の正月休みにシフトを入れられてしまう…。 ウンザリしたかおる…

両親を亡くし村の子供たちから日々虐げられていた少女、東風は十六歳のある日、人を喰い殺す化物に遭遇する。 逃げられない東風を救ったのは、それもまた人外の美しい青年、桜雅だった――…

会社のデスマーチで疲れて帰宅している途中で私はニャーニャー鳴いている動物を見つけた。 猫かと思って拾って帰ったが、それは火を噴くサラマンダーだった。

東京から大阪に来た大学生・小阪初名は、地元民でも迷うと噂される地下街に足を踏み入れ、見事に迷ってしまう。 途方に暮れていた初名に手を差し伸べたのは、驚くべき美貌をたたえた謎の青年…

　【カクヨムコン８短編】に応募した「イレイサー」を日本の憑き者落としにコンバートしてみました。防衛省国家情報保安局の依頼を受けイレイサーのマナミとサトルは今夜も憑き者落とし。今回…

ある日、神社で願掛けをした。 そこに出てきたのは、神社の鳥居と狛犬。 出された交換条件は、全国の神社に神を連れ戻すことだった。 『類まれな能力がある』――そう言われたはずなの…

ショートショートです。 元日に、獅子舞二匹が住宅街を回ります。 彼らが家々を訪ねますが、このご時世相手にされません。困った彼らのもとにある男が…

戦後間もない頃の日本を舞台に、怪事件に挑む退魔師の活躍を描いた和風ファンタジー作品です。 【はじめにお読みください】 ・本作は声劇用のシナリオです。 ・キャラクターの性別は定め…

時は現代。 北海道には妖怪を間引きする仕事「カタリベ」が存在していた。 カタリベは妖怪を使役することで特殊な能力を得、害のある妖怪を駆除するというのが主な任務。 新たにカタリベと…

中学三年生の冬。天才囲碁棋士として名をはせた紫桜は、父の病気の為に転校する。 その学校にいたのは、徐福の子孫にして、二千年に渡って神と碁を打ち続ける一族の末裔、亘・生市だった。

川の主が死んだの３度目の続編になります。 新たな川の主、節が迎える二度目の年末。川に放棄された自転車を撤去する事に。山のゴミ処理場まで辿り着いた時、そこは何やら慌ただしく……？…

実話怪談（１）黒い影のひそむ家をモチーフに創作した原稿その1です。