「言えなくて」を含む小説

―――嘘つき。 夜を背に突きつけられた一言は、胸にナイフを突き立てる。 数々の事件を乗り越えて、ようやく地球へと戻ってきた実。 しかし平和な世界に戻ってきたにも関わらず、心…

南米の小さな国の農村でクラーバはこの世に生を受けた。遊びと言えばもっぱらサッカーで、仲間達と裸足で駆け回ることに夢中だった。 みんなの宝物のサッカーボールが畑の中へ飛んで行くと、…

某SNSで実際に体験した出来事をベースに、厄落としも兼ねて、デフォルメ化して小説にしてみました。 ちなみに現実の世界では、「二次利用」でありながらも、ガチなんだか「建前上」だかは…

むかしむかし、ある所に仲の良い兄と妹が暮らしていました。 あるとき悪い司教に妹が襲われそうになり、それを兄は助けようとしました。 しかし司教は獣落ちの術式を使い兄を獣落ちさせよ…

　父の名誉を守る為、父に自分を認めてもらいたいと強く願い常に優秀な成績を収め続け次期後継者と言われていた従弟が高校浪人をする中でも、名門と知られる難関高校に合格した少年は父に認め…

主人公の松田　陸斗は１６歳の高校１年生。 趣味はアニメ、ゲーム、漫画というガチガチのオタク。 バイトは【アニだらけ】というアニメや漫画の専門店で働いている。 学校の成績は超優秀。…

凪良ゆうの新作、『汝、星の如く』を読了した際の、なんとも言えない気持ちのまま、勢いで書き上げた詩になります。 小さな世界で、僅かばかりのものを大切にするだけでも幸せだった少年少…

明光学園の生徒会長、四方堂緑には誰にも言えない趣味と夢があって――ヴァルキリーズストーム本編から数年後の物語です。

【短編二本立て】 「じいちゃんはたぶん異世界転生？」 　現実世界で死んだら、きっと異世界へいくのだろう。 　そしてその異世界で死んだら、また別の異世界へ……、 　たとえば、…

私転生しちゃったみたいです・・・ 女神様には死因さえ教えてもらえなかったけど、異世界に転生しちゃいました。 大好きだったドールとのんびり楽しく過ごせれば良かったんですけど・・・ …

取引先との力関係によって、無理難題を押し付けられてもNOと言えない時がある。 そして、そのしわ寄せは得てして現場の社員に行く。 さて、今日会社に何泊目だっけ？ あー、会社辞めたい。

　平凡にくらす平凡な男、王進賢（おうしんけん）。おだやかで人当たりがいい彼は、良心だけが欠けている。大陸南方の役所で、つまらない仕事をし、退屈していた。ひょんなことから罪人への残…

被害者は味噌ラーメンにされていた。 それだけを聞くと訳がわからないかもしれないが、実際にその現場を見てみると、そうとしか言えないということがわかる。 軌跡を味わうとは、どういう…

週に何度か、二人は部室に集まる。 示し合わせたわけでなく。 何をするでもなく。 ただ適当な会話を交わすだけ。 いつの間にかそれは二人だけのルーティンみたいなもので。 「今の時期…

自分の意見が言えなくていつもオドオドしている そんな私を唯一認めてくれた拓也くん 一番の仲良しの佑美は女子力が高くてなんでも持っている なんでも持っているのに、私の唯一を取らないで

俺の名前は羽柴拓人。 恋はまだ無い。 などと夏目漱石の捩った様な事を言っても仕方が無いのだがそんな気分だから語らせてくれ。 ある日の事だがみうと花鈴と出掛けるつもりで準備してい…

　この作品群は、私が感じたり考えたりしたこと、体験したり見聞きしたことなどを自由に書き綴ったエッセイです。エッセイとは言えないような物も混じっているかもしれません。

　僕は最近悩んでいる。何故かって？仲が良い従姉弟の望ちゃんこと南条望（なんじょうのぞみ）に告白されたのだ。僕もまた望のことが好きだけど、問題は従姉弟同士ということ。 　従姉弟…