「百合 掌編」を含む小説

ふわふわとした掌編や短編たちを不定期に放り込んでいきます。 それぞれが独立したお話になっています。 愛とか恋とか情とかが好きです。

彼女と彼女、二人だけの世界に起こった出来事。 ガレットONLINEに投稿したものです。 ※小説家になろう同時掲載

　桜を見ると、死にたくなる。 　一瞬のために咲き誇り、潔く散るその様は、意味もなく生きる私に、死を決意させるには十分すぎるものだ。 　けれど、決まって私は死にきれない。 　桜の…

突然姿を消した親友、ひろ。 彼女を想いながら、さやかは一人公園で煙草を吹かす。 ……――例えもう会えないと分かっていても、私は彼女を想わずにはいられないのだ。

『きんいろ笑顔』（現代FT） 久しぶりに実家に帰った華子は、近所の公園で散歩中金髪の男の子と出会う。彼はなにやら落とし物を探していたようだが……。 『バレンタイン戦線異状あり』…

京都の貴船神社を舞台にした掌編。 初出は架空ストアさん発行のフリーペーパー『架空非行』第１号（2014年8月発行）。 表題の「なまえをつけること」がテーマでした。

頼子。私の親友、頼子。世界のすべてを憎んで、でもどうすることも出来なくて。私たち二人で、いつも遠いところに行っていた。けれど、ある時そんな日々に転機が現れて――。

百合小説イベントに参加するために再掲しました。 １２００文字縛りで書いた掌編です。

二人は、出会う前から同じ空間を共にしていた。 高校入学という機会に恵まれ、同級生の誰もが期待と不安に胸を躍らせていた、春。 相手の中身を知ることに少しずつ喜びを覚えると同時に、同…

1001作品達成！(=≧∇≦=） 一話平均541文字（最新の当社調べ！？） ＳＦ、コメディ、恋愛、百合、薔薇（少しね）、エッセイ、詩？歌詞？など、虚実入り乱れの色んな短編を書…

女子高生の主人公が、バレンタインにチョコをわたしたい感じの百合掌編です。さっくり読める、わりと王道の百合です！

紅葉の鮮やかな季節、小百合は山奥にある屋敷を訪れた。 和風耽美系を目指した（目指しただけ）の掌編。開催時の季節ネタだった紅葉風景をえがいてます。 和風創作企画『絢』 （@…

　心に浮かんだ百合をオチなしで勢いに任せて書いた短編集です。 　各話独立しているので、気になったタイトルのものだけ読んでも構いません。 　タグに女子高生、とありますが、作中で飲…

ルームシェア中のサキとマイ。ある日、サキが帰宅すると、マイがボードゲームで勝負を持ちかけてきて……。

　「……そうね。眠れないの。もう疲れてしまったのに」 　「あなたはとても綺麗です。そうですね、あなたの言葉を借りるときっとミジンコから進化して人間になったばっかりなんです」 …

柳川麻衣様主宰の百合詞華集「きみとダンスを」に掲載していただいた掌編です。 式子内親王の和歌にインスパイアされた、夢使いの出てくるお話しです。

女子高生が水族館で魚を眺めたりお風呂に入ったりする話です。