この文章を書く時点で、50話まで読んでみました。
最初は、10話くらいでいったん読むのをやめようと思っていたのに……気づいたら、どんどんと「次の話を」「次の話を」と、手と目が止まりせんでした。
これがまだまだ、1000話以上続いている……もうただただ、すごいなと。
アイディアを作品にするだけでも大変なのに、それをショートショートという形式で、しっかりとした面白い物語としてまとめる腕がうらやましい!
個人的には、「夏の骨」、「八月の少年」、「女の子」、「究極の一冊」、「娘の床屋」「ご飯戦隊電子ジャー」シリーズ、「うちのトイレがおかしいんだが」がオススメです。
今、読者から求められているモノとは何か……
それは、娯楽、エンターテインメント。
このSS集は、それぞれの物語の質に差こそあれど、(序盤しか読んでないのにこんなこと言ってすいません)
「ぜ、全部、いっきに読み切ってやるぞっ!」
なんて無理な(いっきになんて無理です)ことを考えず気楽に読めば、暇つぶしとして、娯楽として最適、完璧です。
面白いです。これだけ話数がありながら、かつ質をずっと保つのが難しい(めんどくさい)SS集でありながら、評価されているだけあります。
色んなパターンの話があるので面白いです。飽きません。
個人的には(今のところ)廃病院のナース達の会話、いいと思いました。
私も、気楽〜に読んでいきたいと思います。
いやあ、1000話以上書くなんて凄いですねぇ……僕には(今のところ)無理だなぁ……
1001話書き上げた作者に拍手ッ!
ヨッ!
最後に……
この長い長いレビューを最後まで見ている人に一つ。
これ、この作者の近況ノートのコメントから察するに、1001話目か、1000話目かに、なにかすんごいカタルシスを得られるそうですよ。
なーがいなーがい物語を読み切る時になにか凄い仕掛けがある……っぽいです!
↑これらは憶測ですがほぼ間違いないでしょう!(笑)
『皆さんごめんなさい。800話も書いちゃって!!(=≧ω≦=) 』
だとォ?やけに挑発的な煽り文句じゃねぇか。こりゃ読んでみようかと思い見てみると、本当に八百話を超えてやがる。どこまで行っても最新話が見えねぇ……
「すんません、間違えました」
そそくさと、退室しようかと思ったら……
『Hなのだけ読みたい!という人のために、各話タイトル末尾にHをつけました。テヘッ』
という一文が目に入った。
あ、そうなの?Hなのだけ読んでもいいの?作者がいいって言ってんだからいいよね?
と思い、Hなのだけ読んでたら、結局ハマってしまい、今ではHじゃない回も読んでます(笑)。
いやー、解剖してみたい。何をって、もちろん作者、草風水樹先生の頭をですよ。おそらく数百段の引き出しで構築された頭脳なのだろう。そして、それらの“鍵”となっている“発想力”……
ひょっとしたら、その鍵は、どの引き出しをも開けられる“魔法の鍵”なのかもしれない。日常、SF、ホラー。本作は多彩なジャンルを楽しませてくれる。鍵と引き出しの組み合わせが自在なのだろう。話が無限に生み出される理由があるのだ。
稀代のショートストーリーテラーがおくる、一話平均546文字の超大作!
読んでしまったあなたは二度と退室できない……