「名前がない」を含む小説

おれには名前らしい名前なんかない、 通り名で通ってる限り、そうさ、 誇れる名前、適当に盛ってやってくれ、 そう画像投稿出来るデカ盛りパフェみたく、 エカテリーナ、貴族ってそう言う…

名前のない男の元に突然現れたエカチェリーナと名乗る少女は、男の人生を大きく動かす。

　三月。 　キミエは幼馴染み達と共に、今はもう廃校となった小学校に集まった。二分の一成人式の後で埋めたタイムカプセルを、十年ぶりに掘り返すためだ。 　忘れがたい人が埋めたカプセル…

些細なきっかけで、仲の良かったグループからいじめの対象になってしまった高校二年生の祥子。 学校にも家にも居場所がない祥子にとっての毎日は、まるで溺れているようで、息苦しい。 そ…

　500年ほど前、白く輝く耳と尻尾を持った人間が姿を現した。それと同時期に、世界各地で様々な耳や尻尾を持つ人間が見られ始めた。彼らは人の言葉を話し、人と同じように生活をする。その…

2100年。人々から名前がなくなり番号で呼ばれることが普通になった時代。 学校の社会の授業で昔のものを持ってくるように言われた主人公は物置で１冊のノートを見つける。 そこには名前…

イトリ川短編小説賞に参加したくて書きました 全員平等に死ぬハッピーエンドです

ある夜、電車に乗っていたはずの俺は、気がついたら見覚えのある駅のベンチに座り込んでいた。途方に暮れる俺の前に母校の制服を着た少女が現れ……。

霊媒師の少女「根神玲」は河原で頭蓋骨を拾う。そんな玲の元へ名前のない女性が現れる。 二人は家族を求めて彷徨う。寄る辺のない二人はやがて真実に気が付く。

彼女に顔はなく、名前もない。真四角の部屋の中で、響く反響音を聞きながら、失われたもの、手に入れたものに溺れていた。心情風景です。

気が付いたら、あの人の手ばかり見ている。 俺の頭は、おかしくなってしまったのだろうか。 不意に生まれた名前のない気持ちは、心臓の横を這いずり回り、齧って、やがて硬くなる。日の光を…

「名前のない物語に名をつけるときはどうしたらいいだろうか。小説というものはやはり面白い」 そんな彼の一言から始まった会話は、どこまでも広がっていく。 三千字の世界で二人が描く、あ…

1度でも楽しかった｢あの日｣に戻りたいと思ったこと、皆さんは1度でもあるのでは無いのでしょうか。 しかし時間は戻りません。過去にばかり囚われて、思い出に浸っていると、時間に永…

これは、私と先輩の話だ。 私の高校にある文学部という部活の活動は本を読むこと。 そこで、人形のような先輩から私は様々な怪奇譚を聞くことになる。 呪いのような想いを持つ少女。 …

大学二年生の青斗は、二泊三日のサマーキャンプで荷物を整理している最中、何者かの遺書を見つけた。自分以外にキャンプメンバーは二人──つまり、そのどちらかが三日間のうちに自殺しようと…

登場人物 太一：鱒太一。高校２年生。光龍大社という神社の宮司。発光能力があり、金魚を女体化させる。 【参考】https://kakuyomu.jp/works/117735405…

※ 2021/4/17 改稿版 公開 自他関係なく人に対して生理的嫌悪感を抱いている”私”は、無理強いされた合コンの席からすぐに逃げ出した。 家にいる”彼女”。会社で近づいてく…

恋と愛の違い、とかって考えたことあるけど、実際恋と愛の間の関係とか、愛以上の関係には名前ってついてなくて。 名前なんてついてなくても、私達が感じてさえいればそれは存在するのだ。 …