どっとどっこい家族の走り書き

名前ある誰か

第1話こういうのって勢いでしょ?!

って書いてみる、そして、ダメだなあと思って、子どもが寝ていて、起きて。


うぎゃあああああああ!


よしよし、いい子いい子、皆さんこんにちは。はじめまして。どうしてこうなったか説明する前に、どうぞミルクを用意してください。あなたですあなた、そうあなた。私は、オムツ変えますから。


ミルク作りながらでいいんで、聞いてください。あなた、知っていました? 赤ちゃんって一日中寝ているんじゃないって。


私、知りませんでした。ミルクでオムツで、

何もなくて、何かあって泣いて。


赤ちゃんの泣き声が空気パンクしそうなくらいのつんざくものだってことも、知らなかった。


ミルクだって飲んでくれる時と飲んでくれない時があって、ウンチだって出る時と出ない時があって、いつもと違うとその都度、心配して。


知りませんでした、考えれば人間だから当たり前、でも考えてませんでした。


ミルクできました? 抱っこできます?


ダメです首を支えなくっちゃ。まだ首が座っていないんですから。


自分でやれって? ええ、でも、猫の手も欲しいってこういうことですね。


ガチャガチャ。


あ、帰ってきたみたいです。


ええ、夫です。


おかえりなさい、パパ。


ミルク飲まないのって、なんだか凄い勢いで空気まで飲んじゃって、ミルクが遠慮してるみたいなの。


とん、とん、とん。


ああ、飲めたみたいね。流石パパ。


うん。説明しますね。


我が家ははじめ、赤ちゃんのミルクもオムツも全部わたしがやっていました。だって「里帰り」出産なのだから。


でも、すぐ家に「帰って」、パパが教えて欲しそうなので、私がパパに色々教えました。そう、色々。


パパは3日くらいでそれらをものにし、晴れてイクメンになったのでした。


ま、赤ちゃんも泣き止んだことだし、お座りください。


かいつまんで話していきますから。

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