「ナイフ」を含む小説

休み時間、歩と樹はナイフで南極に行く。「オットリナイフ」というこの道具を使えば、世界のどこでも好きな場所へ行けるのだ。でも、南極でナイフをなくし、日本に帰れなくなってしまって……。

　少女は命を断とうとしていた。 　毎日を目的もなく生きるために生きる。そんな人生に疑問を持ってしまったのだ。答えのない疑問。 　雨の降る中、彼女は自身の首へとナイフを振るった。 …

異端との共存を謳う「緑の地」に所属する新興宗教学園から脱走してきた少女、セカンド。派遣先の宗教都市にて、同じく派遣された組織の一員シックススと脱走事件以来に再会し、共に暗い街に沈…

　「白のブリーフ。それ以外のパンツは不良がはくものだよ」と言い放ち、違うパンツを買ってきても捨てられる少年、咲々(ササ)。 　タンスには白のブリーフがみっちり詰められている。それ…

※ネタバレ注意 ☆キャラクター設定 ◯結衣 ・主人公。人間。 ・一人称は私。 ・年齢は12歳(小学6年生)。 ・髪は黒髪で、おろすと肩ぐらいの長さ。 ・髪にニコとお揃いの白い…

カクヨム短歌賞に出す分です。 ２０首の連作。 彼岸花にまつわる耽美的な短歌を集めました。 好きな歌人は寺山修司と春日井健、鳥居、萩原慎一郎が好き。 新古今和歌集も好き。

人殺しと殺人鬼。 似て非なる両者には、明確な違いが存在する。 幼少期、とある事件に巻き込まれた少女「時野舞白（ときのましろ）」、十七歳。 舞白はその事件の唯一の生き残りだった。…

あなたは仕事でミスをしたことはありますか？　たぶん誰でも、どんな職業の人でも大なり小なりあるでしょう。それは殺し屋であっても同じかもしれません。冷酷非情なプロフェッショナル達が、…

　殺し屋は、戦いの中で、愛する人を信じた。それは、拳銃とナイフ、友と裏切り、痛む胸は、後悔を歌う、希望もない荒野を疾走する。乗り掛かった舟。女と一緒に、月から身を隠すように、愛を…

　死にたがりの少女、桜舞雫はある日桜舞家本家当主の座を狙う叔父から暗殺者を差し向けられる。首元に迫るナイフを見て雫は「やっと死ねる」と身を委ねるのだが———。

想定としましては、凄腕の女暗殺者が某国の汚職聖職者を聴衆の前で大胆暗殺。その後、次々と襲い来る兵士に追われながら逃走するというひと幕です。 美少女ガン……(ｹﾞﾌｹﾞﾌ) なん…

　友人同士である田中、佐間、釜井はスーパーマーケットにて騎士と戦うことになった。 　ノベプラに並行掲載中。

ちょっとばかり、ホラー。「新卒世代がいないといけない、ハイキング」「新卒世代は、皆に、愛されている」「気持ち、良いー！」見知らぬ人が集められる、恐怖。 「気持ち良いー！」の、本当…

　死を救いとして信奉する青年 須杭謙生 、通称スクイは待望していたはずの死亡と同時に異世界への召喚を受けてしまう。召喚した女性から受けた使命はただひとつ、生きたいように生きること…

目の前の女神様は、無作為に六人ずつを別々の世界に送りこむと云う。俺たちが送られる世界は、現世よりもちょっとHでかなりハードな1000年ほど文明の遅れた、スキルと魔法があり、魔獣と…

以下は『カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト』コンテスト応募用の記載です。 ※ネタバレ注意 【キャラクター設定】 　陽翔（はると）　主人公　小学校６年生。11歳。父や父の友人…

※この話（https://kakuyomu.jp/works/16817330655239281756）に出てきたある魔女の過去話。 ※なろうにも掲載しています。 　卯月楓（う…

少女は目と耳が悪かった。彼女は自分にできる唯一のこと、秘密の挨拶を日々頑張った。――それが、本来の挨拶ではないことを知らずに。

「二枚貝の種が芽吹きひょっこり地面から顔を出した」という、不思議なタイトルに惹かれ、読んでみたらとても奇妙で深い物語だった。この小説は、二枚貝が主人公の、人間の価値観を問いかける…

西暦1430年代・マヤ文明末期のメキシコ・ユカタン半島。その都マヤパンから抜け出した奴隷の少女・チョップが辿り着いたのは北西の小さな村、イシャン。 村人の歓迎を快く受け取るチョッ…