異世界子ども食堂

@izanami526

第1話 異世界子ども食堂

アキラは当時15歳。お母さんは12歳の時に病気で他界。

その後アキラは一人で生活していた。

お金がなくて、毎日食事をとれず苦しい生活を送っていた。


とある時アキラは古いナイフを拾った。

拾ったナイフを町にある武器屋にもっていくと、高額な値段で取引された。


そのお金を使いアキラは古い食堂を買った。

自分と同じ苦しい思いをして欲しくない一心で、子ども食堂を始めた。


始めたらすぐに幼い子どもが来店した。

その子どもは病弱でまともな食事をとれないでいるようだった。

両親に捨てられ悲しい人生を歩んでいた。

子ども食堂ではカレーライスを頼んで喜んで食べていた。


その後もいろんな事情の子どもが訪れた。理由はさまざま。


ある子どもは親に暴力をふるわれていた。

ある子どもはご飯を食べさせてもらえないでいた。


そんな子どもたちにアキラはお腹いっぱいになるまで食べさせてあげた。

子どもたちはすごく嬉しそうに食べていた。

そんな笑顔がアキラは好きだった。


そんな子どもたちの笑顔を見て大人たちも来るようになった。

でも大人たちの中にはお金を払わない人まで来るようになった。

そうなると子ども食堂からお金が徐々になくなっていってしまった。


「せっかく子どもが空腹で悲しまないように子ども食堂を開いたのにな」


アキラが悲しんでいると、子どもに優しい姫様が来た。

「お金を支援してあげましょう」

そう言ってすごい大金をくれた。

姫様が援助してくれたうえに、

お金を払わない悪い大人たちもお金を払うよう、

姫様が言ってくれた。


もっとたくさんのお腹をすかせた子供や大人がくるようになっていった。

するとアキラ一人では店が回らなくなっていったので、

アルバイトを募集することにした。


条件は優しい人であること。

その結果女性たち二人が来るようになった。

一人は18歳で名前はしずく。魔術が得意だった。

もう一人は19歳で名前はルカ。武術が得意だった。

2人が来るようになったおかげで子ども食堂も回るようになった。


人手が足りるようになったアキラは

さらに保育園も始めることにした。

シスターを雇った。

優しくて心が広い25歳の女の人だ。


保育園には幼い子たちが来た。

アキラはそんな保育園の子どもたちにも食事を作ってあげた。


国から飢えた子どもが少しずついなくなったので、

アキラは幸せそうに笑っている。

アキラは世界がもっと平和になるようにと、願っている。


子ども食堂を開くきっかけになったナイフは

幸福のナイフと呼ばれている。

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