「どうして 短編」を含む小説

　妊活のため仕事を辞め、自宅でイラストレーターの仕事を始めた美里は、ある検査に『要精密検査』の判定がでた。それを結婚７年目の夫の武尊に相談するも取り入ってくれず――。 「ほらっ…

　どうしてこうなった。 　まばらな拍手と多方向からの恨めしげな視線を全身に感じながら僕は困惑した。けれどその事実は黒板にしっかりと書いてある。 　広報委員会　間渕京介・白水結葉…

声を保存する魔道具に残された人々の声、そこにはとある学者が人々に聞いた、王族のスキャンダル。 『どうしてこの国から神の加護がなくなったのか』 彼はそれを調べるために死の間際まで研…

いつも一緒にいて仲が良い由紀と剣成。ある日剣成は由紀の事を友達じゃなく、恋人として意識しだす。二人は公園で開催されるクリスマスパーティーを行く約束をした。だが、その次の日から由紀…

冬至の日の、ちょっとした日常

急な悪天候によって下山出来ず、山小屋で夜を明かすことになった父子。真夜中、寒さに震えて目を覚ました息子――美濃吉は、その小屋にもう一人いることに気が付いた。

恋人の雅也を突然亡くした秋は、二人で暮らす予定だったアパートへ、一人入居する。 その翌日、迷い込んだ猫をきっかけに隣人の藤村と出会う。

「ねぇ。告白の練習に付き合ってよ」 クラスで三番目に可愛い女子、三上由愛（ゆあ）。そんな彼女に、俺はここ最近、毎日告白をされている。 夕暮れの屋上、町はずれの公園、ときにはLIN…

　地元を象徴する大きな山と、透き通るような青を映し出す水田。 　でも、みんなが想像する田舎と、リアルは全然違う。 　本当の田舎はゲコゲコ、ミンミンうるさいし、バスも一本逃すだ…

私は花屋で働いていた。 どうして働き始めたか、回想し始める。

「あたしはいつまでここにいればいいの？　もう、どこも悪くないのに！　体だって普通に動くのに！　歩けるのに！　なのに、どうして外に出ちゃ行けないの!?」 少女は言う。 けれど、彼女…

どうして、あの人みたいに泣けないんだろう。心に薄く膜を張るような感覚はある。けれど、まるで現実感がないのだ。今でもどこかからひょっこりと現れて、せんぱい、とあいつが呼び掛けてくれ…

雪が降ったら、あらかじめ買い込んで置いた大量の本と一緒に春まですごす。 今までそうしてきた私だったけど、今年は編み物が追加された。 愛する旦那の為に手袋でも編んでやろうと新…

フィリベールは大好きな婚約者セリアに毎日プレゼントを贈る。セリアが「目に見える愛が欲しい」と言っていたのを聞いたからだ。 しかしある時、セリアはプレゼントを受け取ってくれず……。…

笑うのか、笑われるのか 笑いたいのか、笑ってほしいのか ただ、まっすぐで　素直にいるだけなのに どうして“笑う”んだろう。 あたしはあたし、あなたはあなた。 違うからって笑わ…

高校を卒業した私たちはこれから。

運動会が近づくある日。運動がとてつもなく苦手な中川くんの様子を見た『私』は目を疑います。

学生初心者は中3、小説を書き初めて2年が経とうとしている。 そんな私はどうして小説を書こうと思ったのか。それを深掘りしようと思う。

この短編は３部構成となっております。１話完結型です。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★ オラクル聖王国の筆頭聖女であるシオンは疑問に思っていた。 癒やしを求めている民を後回しにして、た…

私は恋をした。 先輩の書いた絵に？　それともその絵を描いた先輩に？ 私の考えていることが分かるんですか？ もしかして心を読まれてる？ ツッコミが鋭い先輩と私のラブストーリー♡