「そもそも私って、誰？」を含む小説

中野区では連続殺人事件が起きていた。 三人の女性被害者は刃物で突かれた胸に花を挿されて遺棄されるという猟奇事件。 車椅子の少女、上野智恵は家の者が眠りについたタイミングで深夜外出…

備忘録。忘れたくないこと。私って誰だったっけ？　って話。 嘘か本当か、本当か嘘か。判断はお任せします。

穏やかに、何もない日常を送っている「私」が、誰からも恐れられ嫌われていた「女王」を思い出すお話。 ※Twitterとpixivにあげた縦書きのお話を、横書き仕様にしたものです。ま…

「私は、私の正体が知りたいんだ」 “自分の正体”を探して旅する美しい薬師の男、朧。そんな彼に出会い、救われ、傍に在りたいと恋慕う妖鳥の少年、椿。 ひとところに留まることなく続…

　ある日、急激な眠気に襲われた霧島桜は『格闘ゲームの世界』へ招待される。口喧嘩さえしたことのない彼女が、殴り合いを強要され、負ければ奴隷になるリスクに晒される。 　彼女はピンチ…

１０日後、全人類は滅びる。 私は、救世主らしい。この中から私が誰かを指名すれば世界は救われる。 私の大切な誰かを殺せば。 ただそれだけで。

　生まれつき重度の難聴、全盲、発声障害、筋ジストロフィー、白血病からの血液がん、それらを発症した現在の私の余命は二週間。 　私は何で生まれたのだろう、両親の顔や声、名前すら知ら…

―初恋は叶わないとはよく言ったものだ。 私の記憶に残るのは、幼い頃によく遊んだ名前も覚えていない男の子。 ハタチを過ぎた今。そんな温かい思い出は、宇宙の彼方に吹っ…

　最強の守護犬、お散歩コースは魔王城付近。 　今日も今日とて、お散歩日和。 　だけど、今日はお昼寝してるようです。 　外の町から来た冒険者が、お犬様にちょっかいを出した模様…

私は誰か、あの子は誰か。大人とは。 想像しながら読んでいただきたいです。

【あなた】はとある研究所で目覚めた。 「やあ、【ブルー・ブラッド】。君にはある人物に復讐して欲しい」 そう語る痩せぎすの男に指示され、記憶の無くなった【あなた】は、指示に従ってあ…

ウィリアム・ドレイクは世界の底へと棄てられた。 誰も知らない、歴史に干渉しない世界――通称“第六海層”。世界の深淵と呼ぶに相応しい世界で一命を取り留めたウィリアムは、唯一の都市で…

気が付いたら目の前で唐突に起きていた誰かの婚約破棄シーン。 私は誰！？ここはどこ！? どうやら現世で塾講師だった私は異世界に飛ばされて、リリアンヌというメイドの娘の体にのり移った…

恐れられ、憎まれる存在として生まれた、吸血鬼としての私。 そして出会った、一人の少女。 その出会いが、私のすべてを変えてくれた。 孤独を知らなかった私が、誰かと共に生きる喜びを知…

ここは東京、柳ねこ町３丁目。 自慢の鈴をちりんちりんと鳴らしながら、ひげをヒョイと動かして、ついでに尻尾もつん立てて優雅に歩く２匹の猫。 ロシアンブルーの雪之丞、町の人間もおいそ…

自殺未遂をした私、倉元希春（くらもときはる）は23歳。波乱万丈な人生を歩んできた私は誰よりも大切なあの人との思い出を回想する。ありそうでなさそうなシチュエーション。家族とは、恋人…

これは夢だ…。 その言葉が、彼…彼女の心に絡みつく。 現実で見た事のある風景、場所、匂い、物、全て知っている。 ここは何処で、一体私は誰なのか。 起きる物事全てが、彼女…彼の…

あらすじ 大学生の福多幸恵は中学生の時に喧嘩別れした親友、三澄理沙に呼び出され久しぶりの再会を果たしていた。 何の用だろうと訝しむ幸恵に、理沙は「あの日の続きをしよう」と依頼する…

日中滅多に出歩かない私は、誰が呼んだか吸血鬼令嬢。 何度お見合いを繰り返しても失敗続きで、勘当の危機が迫っていた。 そんな私の前にある日突然現れたのは、無口な伯爵様だった。 ※…