「#作家 #小説家」を含む小説

人気ミステリー作家の一ノ瀬卓磨は、アンチファンを実名で小説に登場させ、残酷な方法で殺害する物語を次々と書き連ねていた。SNSで誹謗中傷を浴びるほどに筆が進む彼の行為は次第にエスカ…

諸君は『ワナビ』という言葉をご存じだろうか。 所謂『ラノベ作家志望者』に対して使われるネットスラングである。 その語源は「私は～になりたい」という「I want to be～」か…

かつて光に満ちた世界を救うために現れた勇者リオンと仲間たちの冒険は、なぜか同じ展開を繰り返し、「魔王城」が何度も崩壊する不思議なループに囚われていた。同じ頃、現実世界で新人賞落選…

葉隠泥治郎は売れない純文学作家である。ミステリは門外漢であるから、事件の謎など解けるべくもない。しかし彼の描く絵空事は、今日もどこかで事件を解決している。 ※2〜5話程度で1エ…

舞台は昭和初期。 出版編集者ド新人である木立は、人気作家であり、〈夢玉堂〉の店主である名義人殿の担当に指名される。 名義人殿に振り回される日々であったが、ある日、〈夢玉堂〉の二階…

これは、ある書籍化作家さんに聞いた話です。その方の作品は小説家になろうやカクヨムのランキングで上位に入り、毎日沢山の感想やコメントをもらっていたそうです。しかし、読者の中には誹謗…

ある日、六人の作家たちに届いた謎の招待状。それは高額報酬を餌に、密室の洋館へと集める呼び水だった。歴史文学の重鎮・神代をはじめ、中堅の月代や高森、若手人気の守屋、新鋭の根岸、そし…

大学生の頃に書いた小説が受賞し、ベストセラーを記録したことで専業作家の道に進んだ南海祭（みなみまつり）は、ここ３年新しい作品を書いても誰にも見向きもされなくなった。 新たな刺激…

暇つぶしに書きました。 読むものが無くなったら読んで下さい。

　作家になるために全てを捧げた男がいた。長い執筆の末、己の無才に気づき絶望した彼は、失ったものが多すぎたゆえにあてもなく彷徨う羽目になる。 　順風満帆な人生を歩んできた女がいた…

そこそこ売れているおっさん脚本家の俺はある日、 執筆先のビジネスホテルでノートＰＣから泣き声が聞こえてくる、 その正体は隣の劇場に保管されている大道具『メカ大仏』のマイクからだっ…

小説家の大河格造はベテランだが、名前からイメージされるような大作家ではなく、いたずら好きな、多少癖のあるタイプだ。そんな大河先生から送られてきた原稿に目を通した担当編集者は、今回…

異世界転生、最近地球で猛威を振るっているジャンルの一つ。大抵ダンジョンだの無双だの、偏りはありつつもその中ではっきりと作品の個性を出すものが生き残る。そんな似たりよったりの異世界…

　作家の小泉八雲が好んでいた、石狐像（いしぎつねぞう）がある。老朽化のため、今の像は二代目だが、初代の像を私は見たことがあった…… 「雪」というお題で書いています。 　小説家に…

とあるところで、ある編集とある作家が話している。 売れない小説家というのは、総じて世の中のニーズに迎合できない人間だから売れないのである。媚びへつらう必要はないが、しかし誰も求…

Web小説に幼いころから慣れ親しんでいる高校生・与村書彦は、小6から小説投稿サイトを使い続けて利用歴は約5年。高校では幽霊部員だらけの文芸部に所属しWeb小説の読み書きに励んでい…

【校正補助】田原直子 　『光風の伝言』、『僕が恋した図書館の幽霊』に続く、『光風の伝言シリーズ』の最新作です。 　東京で大学を卒業して進学塾の講師をしている翔《わたる》は、かつ…

ジュニア文庫小説賞最終候補作品。あたし、野原花乃は少女小説家志望の中学２年生。アイドルとふつうの女の子の恋愛物を、がんばって書いているんだ。図書館に置き忘れてきた執筆中の原稿をあ…

都会の片隅で今夜も猫たちが何やら話し合っている。 彼らは実は小説の中にたった1行しか登場させてもらえなかった猫たちなのだ。 小説猫としての権利向上のために行動を起こそうとする…

　紹介文……。 　といっても小説家志望者さんたちの鍛練サイト、『作家でごはん！』に投稿した際に添えた文章なんですが……。 　まず第一に心配なのは、“無理して若振った文書になってし…