「あるいは男女」を含む小説

戦争で崩壊した世界で二人の男女が出合い、人生を謳歌する話です。　小説家になろうにも掲載しています。

人生において、恵まれているなどと思ったことはない。

一組の男女が、夜明けの海を見に行く話。 知り合いから貰った『夜明けの月』『波の音』『真夜中の踏切』のみっつを、作中に盛り込みました。 タイトルは『ラ・メール』。フランス語で『海』…

　私立聖メリア女学院、明治からの伝統と格式を受け継ぐこの学園には「エス」と呼ばれる上級生が下級生を妹にするという伝統があった…… 　生徒会長の赤城聖愛にはまだエスがいなかった。 …

現代にダンジョンが出現してから数100年。 当初は未知のそれに対して警戒をし、度重なる探索で多くの命を失った人類だが、現在はある程度ダンジョンというものが解明されつつあり、老若男…

後悔したところで、私には何も変えることはできない。

16歳だという、どこから来たのかわからない少女は「何にでもなれる」という。何かが足りない不器用な男女達は彼女と出会い...

ヤクザの抗争に巻き込まれ孤独になったの貴百合を引き取ったのは、まだ未成年であるヤクザの都だった。 しかしヤクザが嫌いな貴百合は、家族の代わりになろうと必死な都を使って復讐を考えて…

好物だとしても、それだけを一生食べることは不可能なのではないか。

【プロローグ】 今宵は、仮面を着けたオシャレな男女が集う婚活パーティー開催日。パーティー会場内でのまさかの出会いとは。個性的な登場人物達が紡ぐ、愛のヒューマンドラマ。 【登…

夜の寝所で裸で抱き合う男女。 女性は従姉、男性は私の婚約者だった。 私は泣きながらその場を走り去った。 涙でゆがんだ視界は、足元の階段に気づけなかった。 階段から転がり落ち、…

彼女の安全を思えば、家の中で過ごすべきである。

『嫁入りからのセカンドライフ』中編コンテスト応募作品 　けして順風満帆とは言えないが充実した生活を送る遥菜は、夜のランニング中に不思議な現象に見回れる。 　どうも知らない世界に…

舞台は日本の田舎町。 数年前、妻を亡くした水瀬司は心機一転、田舎町へと引越し便利屋として起業をする。とにかく穏やか、人畜無害っぷりに町の住人達とも馴染んできた司だが、ある一件の依…

　僕こと蔵本真司（くらもと・しんじ）は十和田心（とわだ・こころ）に恋をした―のは良いが。 　彼女は僕の心臓を掴んだ。心理的にも。そして。物理的にも。 　これは後から名前が分かるの…

私の人生は、彼女のために存在している。

私が素直だったならば、良い未来が訪れていたのだろうか。

高校生の僕は、後輩女子にゲームに誘われた。「えちえちすごろく」と題したそれは、コンドームのおまけ？！ 話題沸騰中、「ASOCON あそぶ前戯ゲーム付きコンドーム」を題材にした、…

私が出会ったイチという男は、言葉に出さなくても、何でも汲み取ってしまう人だった。知らないうちに、お酒では無くイチに酔っていく私。現在の私が語る、過去の私とイチの物語。 （カクヨム…

第9回空色杯に応募した作品です。 ある夏の花火大会の日、人々から離れたところでこっそり手持ち花火をする男女。 誰も知らない想いを夏の夜風にのせて、あの人には、きっと届かない。