「というか、」を含む小説

1988年5月10日8時頃双子が生まれた。 一方は低酸素のため黒い状態で生まれ、一方は丸々と大きく生まれた姉妹。 ばあちゃんいわく姉は生まれた当初泣かず、医者も諦めた。だが、ばあ…

元モデルの妹のののかは、事故で車椅子生活を送っている。ののかを世話しているのは、姉のらら子さん。ある日、横暴なののかの態度に呆れたマッサージ師の隆之介は、姉に休暇を取らせるため、…

　突如として海外で報道された大量破壊兵器無力化のニュース、それを受けての臨時会議ではありとあらゆる戦争行為の禁止を決定した。 　これだけの大規模なニュースがあったにもかかわらず…

　双葉乃亜《ふたばのあ》は、その中性的な…というより女性のような名前をいじられいじめられていた。 　だがそれも小中学校まで。 　高校生になってまでそれをいじる人はいなかった。…

　世界を旅する風来坊、シン・イカルガは『スフィルの石』に選ばれた光の勇者。光の聖剣アストラルキャリバーの担い手として、世界の均衡を保つべく日夜戦い続けていた。 　そんな彼に与えら…

社交界に、とある夫婦がいた。 この夫婦、社交界で大いに嫌われており、その理由は何かというと、この夫婦の学の無さだ。 そんな夫婦に、フィガロの結婚に行かないかという誘いがあった…

その日、トーラ王国に待望の王子が生まれた。 　本来なら即座に国民を挙げて祝うべき慶事なのだが、未だごく一部の王宮関係者のみの秘密のまま、その中心というべき王宮のさらに奥深く、後宮…

　芸人を志していた主人公はビールの一気飲み企画の末、急性アルコール中毒により死亡。そして、馬鹿げた神の采配により中世風の異世界へ飛んでしまう。ポケットの中に入っているのは銀貨三枚…

放課後に新入生の僕が取り留めもなく部活を探していると、一見怪しげな女子の先輩が声をかけてきた。 先輩は占い部で星占いをしているという。体験入部として夜の星空を見ながら星占いをし…

わたし、榎本千秋（えのもと　ちあき）は読書が好きでスポーツが苦手でぼっちという、典型的な陰キャだ。 そんなわたしだけど、一応取り柄というか、人に自慢できることはある。 それは、…

　軽音バント部というなの実質サボり部と揶揄されても可笑しくない部活に所属している主人公。 　それと彼女がいないということを除けば高校生活といつ絶好の青春を謳歌している主人公はある…

メディア王家に伝わる古い呪いで第一王子は家族からも畏怖されていた。 その王子の元に姉妹差別を受けていたメルが嫁ぐことになるが、その事情とは？ ヒロインは姉妹差別され育っています…

子供向けのホラーを書きたい作者が、物語を考えている最中にいろいろ思ったことや思い出したことを書いてみます。 時々『近況ノート番外編』と題して雑談や日々のどうでもいいことも書きま…

井原雅彦は、仕事で初めて三重県の鈴鹿市へ行くことになり、鈴鹿出身の友人にどんな街かと聞く。すると、その友人は鈴鹿に行くなら、真理という女性を訪ね、どんな暮らしをしているのか見てき…

【月・土更新だよ！　※5月6日はお休み】 その少女―――――ラウ・ベルクリーノが産まれたのは王国にある一つの侯爵家。 極々平凡な日常が待っているかと思いきや、両親は名を馳せ…

御伽噺の知識が豊富というだけの理由で姫に気に入られ、その近衛兵になるという異例の出世をした一人の下級騎士。 彼にはネクロマンサーの幼馴染がいた。 とある理由でネクロマンサーを…

　帝都、東京。元号は大正となり、次第に異国との戦禍の気配が近づいてきている。東京帝国大学で精神医学を学んでいる俺は、現在私宅監置の資料を取り纏めている。私宅監置とは、江戸頃まで遡…

　今を取り巻く環境が変われば自分も変えられるだろうか、少なくと俺は無理だった。偉業を成せるほどの器は持ちえないし、呼び出されたこの世界は絶賛戦時中ときた。どうやらこの世界でも救済…

太古の昔、人族や亜人、モンスターといった多くの種族が争う時代を制した者達がいた。それこそは数多の生態系の頂点に君臨する『竜』であり、彼らは平和な時代になった今も果ての山脈で生き続…

中学生になってギャルになってしまったカネコさん。 彼女が面白い話をしろ、と言ってきた。 持っている本の話でもいい、という。 ぼくが手に持っていたのは『無職転生　〜異世界行ったら本…