「観客」を含む小説

日本のどこかに、紳士淑女が集まる秘密の倶楽部が存在するそうだ。 その名も『斜陽倶楽部』。 そこでは特殊なオークションが開催されているらしい。 己の資産と人生の全てを賭け、望むもの…

【「第10回ネット小説大賞」一次選考、「カクヨムWeb小説短編賞2021」中間選考通過作品】 　執筆依頼を受けて、劇場の専属作家となった私は、太平洋戦争がテーマの作品を書き上げる…

「もっと、俺の音を聞いてくれ」 　全身の血が滾る。 　止まない雨、観客の熱は最高潮。 「もっとだ。もっと熱を、最高を俺に感じさせてくれ」 　雨音、声、楽器の音。止まない歓…

ボクはあの日、血みどろの少女に出会った… あの日見た彼女の爛漫な笑顔が、狂気な様相が、僕だけでなく、会場にいた1000人以上の観客を虜にした… 「最っ高に気持ちいいセッ○スだった…

夏。汗を滝にように流しながら、夏フェスのステージで6万人もの観客を盛り上げる3人のトップアイドル。ひとたびステージから降りると、阿鼻叫喚の熱さに各々控室から出られなくなってしまう…

年に一度の男女混合１０ｋｍ走が始まる。　 その勇士を見届ける実況者、解説、観客とあらゆる人が応援している。　 そして、参加者達のマラソンが始まった

　突如、日本の芸能界に現れたアイドル事務所。 独自のエンタメを展開する男は自身を『NONAME』と名乗る。 この男によって人生を操られた夢見る女性たちと芸能界の物語。 …

　澄み渡る空が当たり前になった世界。八年前、雷に打たれた「最後の人間」となった針見トオルは、十五歳の誕生日を迎え、毎日ダンスバトルに明け暮れていた。 　ある日行きつけのクラブで、…

　ここは中世のヨーロッパのとあるオペラ座。 　ここには不思議な怪奇話があった。 　このオペラ座には怪人がいる。 　見た目は醜く、背は小柄の男性かもしれない。 　しかし、見た…

ファンタジー世界に存在する、オーガやミノタウロスは身の丈３ｍ、体重３００ｋｇを超えるという。 実際の人間がもし、こんな化物と対峙したら、どうなってしまうのだろう？ 異世界に送ら…

自主映画デビュー作品（2005年制作） カラーDV10min

人々をゾンビに変える病気が流行している最中に行なわれる国際的スポーツ大会。 どうやって観客の安全・安心を確保するのか？ 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「N…

「……まさか、野球がしたいのか？」 　試合が行われていない日の野球場。 　その中を訪れたふたりのバックパッカーは、観客席に置かれている野球ボールを発見する。黒いローブで身を包ん…

『冒険者として戦っていくにはお前は能力不足だ』と告げ、クリス・アルバートは幼馴染であり冒険者パーティーの一員として貢献してきた仲間を追放する。しかしそれは単なる口実で、真実は自分…

コロシアムの死闘を、ヘパイストス目線で、語ります。 文化系なので、観客席にいました。 ちなみに、最前列で、見てました。 隣には、アポロンと、プロメテウスがいます。 ハイパ…

早送り視聴は作品に対する冒涜だ。監督は配信会社に怒鳴り込む。雑な扱いに憤り彼は復讐を企む。監督は配信会社に実に映画的かつ怪異な手段で復讐する。その手段とは

歓声と拍手は耳が痛くなるほど大きくて、 少し薄暗い客席に並ぶ人々の感動に満ちた笑顔が、満天の星空のように見えた。 「あの観客達のキラキラは、貴女が与えたのよ」 その景色を、私…

直史と大介は二年夏の甲子園の後、急遽U-18世界大会代表の補充要員として参加を要請される。実は隔年でしか行われないと初めて知った直史は、己の打算もあって珍しく意欲的に参加する。し…

主演　僕 監督　僕 脚本　僕 観客　ーーーー

真夜中の海岸は、音楽ホールだ。 波の打つ音、地面の砂の触感、そして、夜空の星々。 この夜をロマンチックに彩る伴奏の準備は、もうできている。 この演奏会の主役の楽器は、ふたつあ…