血みどろ少女の眩い時間〜そのリスト、クラッチして離さない〜
陸戦型ジャンボ
プロローグ 最高の1枚
ボクは17歳で、その時、ギシギシと音のなるガタついたパイプイスに座っていた。
それでもボクは、ちょっと前までそんなちっぽけなことに腹を立てていたことを忘れてしまうくらいに、今まさに、目の前に広がる光景に、たった一人の血みどろの少女に、魅了されていた―――
「最っ高に気持ちいいセッ○スだったね!」
マイクを握る彼女は、爛漫な笑顔で、透き通るようなハリのある声で、恥ずかしがる様子など微塵も見せずにそう言った。
そして彼女はマイクを投げ捨て、目の前の人にキスをした―――
ボクは慌ててカメラを構え、シャッターを押した――
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