「春は 秋だから」を含む小説

ある秋の日、「僕」の頭に激突してきた桜色の大福――自称宇宙人の卵。成り行きから彼女の夏休みの宿題を手伝うことになった「僕」は、たまたまその場に居合わせたアヤノさん、後輩のナナセ、…

氷室春人は高校生。 文化祭の閉幕に合わせた1年目の秋、春人は天童 百合への想いを告白する。しかし却下に終わった。 心の空白を埋めるため、春人は生徒会に入るまでに様々なことに巻…

　師走も間近に迫った週末、テスト勉強に精を出していた猿谷雪葫(さるたに ゆきこ)は母からの一報で幼馴染の犬山秋長(いぬやま あきなが)ことアキ君が交通事故にあったことを知る。ライ…

彼女は春のように天真爛漫な人だった。 彼女は夏のように開放的な人だった。 彼女は秋のように繊細な人だった。 彼女は冬のように物静かな人だった。 これが胡蝶の夢ならば。 カク…

短編集です。 「さくら大嫌い」と「紅葉が似合うあの人」が、女の子が女の子に恋をする話で、「雪の上でのキャッチボール」が、男が男に恋をする話です。 「ラムネ瓶のビー玉」は、女の…

【AB型rhマイナス】 2000人に1人と言われる血液型を持つ夏菜。 夫の冬樹との間に新しい命が宿る。 幾度となく喧嘩を繰り返しては幼なじみで助産師の秋に支えられながら明るい未…

　褐色の肌に幼さの残る顔、細い肢体。しかし彼女は誰よりも妖艶に、ただ美しく舞う。 「私は踊ることしかできないから」 　春から踊り始めて、もう秋。少しばかり寒い。

私、シャルロット＝リシュー。 リシュー男爵家の娘なのだけど、今は甘味処の店主。 どうしてかって？ レビンを煮る匂いで、前世で大好きだったおばあちゃんのことを突然思い出したの。…

仁＝春（木）、義＝秋（金）、礼＝夏（火）、智＝冬（水）、信＝中央（土）。春の草木を生育させる暖かさと、仁すなわち愛の徳を連想させる。何気ない事が、見過ごすことが、これからを過ごす…

≪ススキの家の住人≫ ・星村透（14） 　主人公。名前と記憶をなくし、自分が何者なのか、わからない。 ・アキ（14） 　ススキの家に住む少女。裁縫が得意。 ・おじいさん（66） …

わけあって北海道の上有市へと引っ越して来た高校生の少女。天宮秋奈。彼女は気まぐれで訪れた場所で、魔術士同士の戦いに巻き込まれ命を狙われてしまう。その際、すご腕の魔術士で秋奈の学校…

陽陵高校に通う高校３年生の少年、佐倉春也はある悩みを抱えていた。 彼が３年生になってしばらく経ったある朝、下駄箱に手紙が入ってることに気づいたのだ。差出人は不明である。 それは、…

大学生同士のちょっとした話。百合短編10本目。 優香莉（ゆかり）と瑠々（るる）は大学一年生の春に知り合い、夏に恋人同士となり、秋を経て、初めての冬を迎えた。優香莉は瑠々とキス以上…

「今日で最後だよね」 「うん。明日引っ越しだよ」 　僕たちが付き合い始めたのは高校一年生の秋。 　そして僕が転校することになったのが高校二年生の春だ。 「大丈夫だよ。現実で会えな…

板野かも様主催の自主企画『新匿名短編コンテスト』にて私が書いた作品をこちらに再掲載させていただきました。 今回のテーマは『春』『夏』『秋』『冬』で、1000文字以上2500文字以…

「なぜ入月凪沙は死んだのだろう」30歳になる日、社会に居場所を見出せなくなった入野史仁はそう問いかけながら自殺をした……はずだった。才色兼備で高嶺の花と言われていた同級生の凪沙も…

主人公の神原秋人(かんばらあきと)は高校2年生。叔父が経営しているアパートで一人暮らしをして、東京の私立高校に通っている。 部活をやるわけでもなく、バイトをするわけでもなく。本…

ただただ歩いて、変わる景色を眺める。 春は桜 盆に墓参り 秋は紅葉 冬に雪 別に特別なことなんて全くない、そんな作品。歩くことの大切さを描いています。

　桃園中央高校は元女子高で、男女共学になって歴史が浅い。共学になってから硬式野球部が創部されたが依然として女子の割合が多いので部員数も少ない弱小野球部。そんな野球部には似合わない…

【全国各地、何処にでも。 そこに怪異が――伝承が、人の「想像力」が在る限り。 僕らの居場所は、無くならない。】 「――俺とお前で、『普通じゃない奴』が計2人。これほど心強い事っ…