概要
七十二候の異能を持つ美青年バディは、今日も怪異と相対する。
【全国各地、何処にでも。
そこに怪異が――伝承が、人の「想像力」が在る限り。
僕らの居場所は、無くならない。】
「――俺とお前で、『普通じゃない奴』が計2人。これほど心強い事って、他にあるか?」
人の想像力・思念を源とする怪異たちが棲まう「裏世界」。現世と表裏一体のその世界から、時折怪異が姿を現し、この世の「怪談」事象を現実に作り出している――そんな世界の真実を、16歳のある時、芹沢暁人は初めて知った。
『七十二候』のうち、『秋』と『春』の36の事象を顕現する能力を突然発現してしまった芹沢暁人。
そして、それと対となる『冬』と『夏』の36候を顕現できる蒼石涼。
――彼らは今日も、荒ぶる怪異を鎮めて「裏世界」へと連れ帰る『裏世界の案内人』としてその力を奮い、現世と裏世界を縦横無尽に駆け巡
そこに怪異が――伝承が、人の「想像力」が在る限り。
僕らの居場所は、無くならない。】
「――俺とお前で、『普通じゃない奴』が計2人。これほど心強い事って、他にあるか?」
人の想像力・思念を源とする怪異たちが棲まう「裏世界」。現世と表裏一体のその世界から、時折怪異が姿を現し、この世の「怪談」事象を現実に作り出している――そんな世界の真実を、16歳のある時、芹沢暁人は初めて知った。
『七十二候』のうち、『秋』と『春』の36の事象を顕現する能力を突然発現してしまった芹沢暁人。
そして、それと対となる『冬』と『夏』の36候を顕現できる蒼石涼。
――彼らは今日も、荒ぶる怪異を鎮めて「裏世界」へと連れ帰る『裏世界の案内人』としてその力を奮い、現世と裏世界を縦横無尽に駆け巡
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