「唄」を含む小説

【純恋島】という島に訪れた主人公。 そこに行われる祭りで、ある一人の女性が命を奪われようとしていた。 果たして主人公は、イケニエフェスの生贄となる少女を救うことが出来るのか――。

喪失世界、そこは色んな世界で居場所を失ったモノが行き着く世界である。 そんな世界で今日も案内人は客人を失せモノの居る場所へ導く。 これは客人が大切なモノを失い、取り戻すまでの物語…

奇妙な出来事　古い寺の境内で手毬唄を謡う少女は 引き裂かれ恋人たちの事を謡っている。 玉響 それは‥今にして思えば僅かばかりの時間　 小雨が引き留める　 古い寺の境内で着物姿…

散ってしまわうならば、美しく散って。 散ってしまわないのなら、私の横に居て。 お願いだから来ないで散りゆく季節。

ティンカーベルという妖精がいる。 本作は『小説家になろう』様にも掲載しております。

幕末、文久三年。 多摩の、小島鹿之助の元に、 新選組 副長・土方歳三から、手紙が届く――。

写真を生き甲斐にしていた恩師、給仕長が亡くなった。 吹雪の夜明け、毎日撮影ポイントにしていた場所で息絶えていた。 彼の作品は死してもなお世に出ることはない。 歌手の夢破れ、父の…

オッドアイであるが為に裏切り者として捕らえられてしまった主人公。 一生幽閉生活を送るかと思われたのだが。 恋愛ファンタジー三部作の第三部です。 こちら単体でも楽しんで頂けると…

鼻唄、口笛、そして小唄。 独り言と同様についつい口ずさんでいる人も多いのでは？ それはさておき、一説によると立ち上がる際などに「よっこいしょ」と言った言葉を呟く（広義の意味ではこ…

俺は食べ損ねた奴じゃない！

失声症の花風唄と歌うことが苦手な小柳響の音楽祭までの物語。 響は人と関わり歌を歌えることができるのか。

　推し活を創作に活かした有名人といえば、かのドイツ三大Bのひとりに数えられる作曲家ブラームスがいます。 　クララの夫・シューマンが亡くなって以降、なんと４０年もの長きにわたってブ…

高校時代の有川朝矢は同じ弓道部の柿添伊恩や光吉龍仁とともに、高校生活を過ごしていく。 　祓い屋という仕事の傍ら、弓道部としての部活動。伊恩の発案から始まったバンド活動。 　九州…

　ねんねんころりよ、おころりよ 　ぼうやはよいこだ、ねんねしな 　ねんねのおもりは、どこへいった 　あのやまこえて、さとへいった 　さとのみやげに、なにもろた 　でんでんだい…

　私の妻は、海と山に挟まれた小さな村の出身である。中でもS地区では、子供たちが、前年に赤子の生まれた家庭を訪問し、玄関先で祝い唄を歌う「ええ子、ええ子」という新年の伝統行事が執り…

１９２０年当時のドバイ（アラブ首長国連邦）の真珠採りのお話。 ラストは悲劇的結末になります。

　大正時代――百貨店を経営する富豪の息子・雅次(まさつぐ)。雪がちらつくある日、不慮の事故で魂の片割れのような双子の妹を亡くし、敬愛する兄の眼からは光が失われた。空いた穴を埋めよ…

　――おまえじゃ、誰も救えやしないよ。 　尊敬する兄に告げられた言葉。 　けれど僕は諦め切れずに、防人養成校へと進学を決めた。 　そして、成果を出せないままに一年が過ぎ………