「ショート 夜」を含む小説

同じ12月25日生まれの男の子と女の子。彼らの25回目のクリスマスは。

クリぼっちは寂しい。 雪の降る寒い夜だと殊更それが身に染みる。 だから仕事で披露して変なテンションになってしまった俺は道端で思わず叫んだんだ。 「クリスマスなんて……。クリスマ…

戸締りって怖くないですか。 ここでは、窓を閉めたり、テレビや部屋の電気を消したり、家を出るにあたって行われる一連の行為を指して戸締りって呼んでるんですけど、アレって怖くないです…

クリスマスイブを、ぼっちですごすあなたに贈るショートストーリー。

　いつもの窓辺の僕はいる。 　日が暮れると一日の喧噪は静まり、すっかりと静寂が広がってく。 　町の音はもうすっかり聞こえない。 　ただひとつ、窓の外に広がっているのは、無数の星々…

夜の空が、あたしを外へ連れ出した。行きついた先には、ちょっとおかしな、大事な人がいた――。 ハロウィーンの夜のお供にオススメです。 レモンティー片手に8000字ほどの物語をお楽…

隣に引っ越してきた男が引っ越しの挨拶をしてきた。見た目は同じ年くらいで、喋るとハキハキして誠実そうな人だった。 ある日、俺は夜にベランダでビールを飲んでいると、隣から「痛い」「助…

　読み切りの作品です！ 　作品に出てくる架空の町名は、私が住んでいる岐阜県の西濃《せいのう》地域からお借りしました。 　神主の息子である小学生の男の子を中心に、お話が進みます。…

これは美鈴と出逢う前日の夜、エリュードに起きたできごとである。……多分。 エリュードは早々眠くなり寝た。そしてすぐに目覚めるが、なぜか、みたことのない場所に立っていることに気づ…

深夜二時に嶋崎は抑えられない自分の欲求に従った。 きっと誰もが感じたことのある感情。 深夜二時は気持ちが揺さぶられる夜を過ごす。 そんな話。

「充実のシフト：新しい眠り、新しい未来」は、派遣社員の美咲がショートスリーパーになり、昼と夜で異なる仕事をする生活に適応する姿を描いたストーリーです。新しい生活様式を受け入れなが…

１話読み切りの連作です。 ショートショートで書いていた、 精霊のニナと小鬼のレイ、そして雷のアオの話をまとめました。 １０話まではショートショートのものと全く同じです。 １１話か…

僕は天体観測が趣味だ。星々を見ると大事な人を思い出すから。 ※三題噺の自主企画参加作品です。

クリスマスが近づく夜、ルームシェアしている友達が彼と喧嘩をしたと帰ってくる。

ぬいぐるみのアナグマのみちろーが夜になると紗綾に話しはじめます。

　親の顔より見た、親の顔が見てみたい、などとヒトは言う。 　しかし、私はあまり親の顔というものに覚えがない。 　幼いころから、いわゆる鍵っ子というやつで、よく一人で留守番をさせら…

夜の海辺で寄り添う二人 マシュマロが焼けて溶けて、甘い香りが漂う キス、砂、体温、消えた炎、舌、唾液、髪―― ５分で読めるショートショート 隙間時間にどうぞ 鳥尾巻さんの自主…

夜遅くまで働く私は退勤時、必ず家の前で一人の男性とすれ違う。 その男性はスーツ姿だが、カバンを持たずにどんな天候でも傘をささないという少し違和感のある恰好をしている。 夜遅い事か…