「見ているだけで」を含む小説

遠くのぼんやりを見ている「彼女」と、水晶玉を覗きたい「私」の話です。 音に色があります。形があります。質感があります。 味に色があります。形があります。質感があります。 匂いに…

その蔵は、夢で見ていた蔵そのものだった。 大学生の雪は、何度も夢に出てくる蔵と、夢の中で嗅ぐ「香り」の正体を探るために祖父の家へやってきた。 その蔵で「月之丞」と名乗る幽霊らしき…

愛とか仕事、生きる意味、普通とは何なのか。なぜ私は普通から外れてしまったのか。境界性パーソナリティ障害をもつ、いわゆるメンヘラが見ている世界を綴ります。 １話完結型の更新なので、…

ある商店街では監視カメラの設置が検討されていた

柴崎コウ、北川景子、中谷美紀、沢尻エリカ、常盤貴子が出演した、10年前のテレビコマーシャル。 60秒の長尺CMのアーカイブを今でもYouTubeで見ることができます。 http…

月光病。それは月の光を浴びると火傷したような痛感と途轍もない吐き気が襲ってくる特殊な病気だ。 月光病の女の子『白石 曦』に出会ったのはある秋の雪が降った日。華を探しに迷い込んだ家…

サラリーマンになってもプロ野球選手になりたいという夢を捨てられない主人公。呼ばれもしないドラフト会議を毎年見ている悲しい現実。地元のプロ野球入団テストを受けに行き頭に死球を受け…

突然現れた赤い服の女。それは見ている間はぴくりとも動かず、見ていない間に音もなく近づいてくる。

紫ババはいつも外を見ているおばあさんだ。髪の毛が紫の。仲良くなった野良犬と散歩してるとババが「ほけんじょ」に連れて行くと犬はみんな幸せになるって教えてくれたんだ、だから…

－短編（読了時間 約２分）－　 　ある日私は、通り行く人たちが、私のことをじっと見ていることに気づいた――。 　それはまるで、何か得体の知れないものでも見るかのように、恐ろし…

この花火が終わったら。 わたしはあなたに別れを告げると決めた。 夜空にあがったキャンバスから、その色彩が剥がれ落ちるまで。 わたしは、あなたとの日々を見ている。 ※マグネット様…

文芸部に所属する部員は私と彼女の二人。私は彼女の美しい詩に魅了された。彼女は一体どんな世界を見ているのだろう。 まなざし-viewer-【https://kakuyomu.jp…

2026年 人の液状化が始まった。 次々に人が液状化していき、半年を待たずに交通網、政府機関等の停止。 どうして人が消えるのか、現象の原因を究明することも出来ず、することが出来る…

鳳凰大学4回生のルイ、美人の女学生だ、当然男子学生の人気の的だ、だがしかしルイは何故か一回りの年の離れた的場武をひそかに好いている。的場武はさびれた探偵事務所経営のしがない中年だ…

　五感の中の一つ、見るという感覚。 　今西眼科医院に集まった、目、視覚、見る事に纏わる奇譚。 ≪今西眼科医院i科受診希望される方へのご案内≫ 　見ている物がおかしいと感じま…

※応募中のコンテストに完結が間に合いませんでした。 　大変申し訳ありません。 　そのため、コンテストが終了し次第タイトルを変更予定です。 　長年現れなかった勇者が突如として出現…

学校で『変人』として有名な神樂《かぐら》先輩と、不承不承放課後語らう仲になった僕。 彼の見ているモノは僕がフィクションだと思っていたモノだった。 ―――常識は常識にあらず、非常…

「通学路には、誰にも知られることのない秘密があるんじゃ」 高校入学一ヶ月前に亡くなったじいちゃんが残した言葉。その真意を探し続けていた秋山大輔は、高校二年の九月になっても答えを…

【不定期更新】 アスペルガー症候群の私(作者)の半生や特徴、発達障害などについて書き綴っていきます。 「アスペルガー症候群って？」「よく知らない」という方にも分かるように、できる…

いつも、同じ夢を見る。 夢の中は夕暮れの茜色だった。隣には誰かいて、とても心地よい夢。どこか懐かしい景色を見ている様な気がして、主人公の佐々木 蒼 はいつも不思議に思っていた。…