「和風 ファンタジー」を含む小説

日本によく似た大倭の小国の第三継嗣、鷹乃雅真と巡回警邏隊副長、舩坂干城が戦乱の世を戦う

君がいない世界なんていらない…… 少年、切(せつな)は「帰らず橋」を渡り、死んだつもりだった。 しかし、目が覚めると、そこには夜の世界が広がっていた。 夜神と呼ばれる領主、鈴…

闇に喰われるようになった人間は、月の光を月光華の花びらに集め、その灯りで月の無い夜を凌いでいた。 「月光華を守らなければ、お前の母も妹も、村中の人間が闇に喰われてしまうんだよ」…

神話学＋民俗学的要素をミックスした伝奇ホラーファンタジー。十五歳の少女・環は婚礼を明日に控え、眠れぬ夜を過ごしていた。その時彼女を異界へと導いたモノとは――。

炎と刀の二刀流の青年・炎（ほむら）灯理（あかり）は雨の降らない村に赴いた。 その原因とされる霊山の使者である少女・スイとともに枯れた村の救済に奔走する。 戦闘力の強い異能力を持ち…

　明神暦・五八〇年。人間は、魔神「厭天王（えんてんおう）」と、その眷属である魔族たちによって滅ぼされようとしていた。最後に残った都も、魔神の軍勢の侵攻によって壊滅寸前である。そん…

これは、とある世界、とある妖怪たちによる、どたばた賑やかで、たまに心温まる、そんな物語。 あなたも是非、このお宿に泊まってはみませんか───？

酒は飲んでも飲まれちゃいけねえ。 江渡城下の岡場所で使いっ走り兼用心棒をしている平蔵は、酒に酔った帰り道めっぽう美しい一振りの刀を手に入れた。 金になりそうだと長屋に持ち帰った翌…

　妖怪蔓延る現代日本で、陰陽師の跡継ぎである主人公はオバケの類が大の苦手。克服しようとホラー映画を見れば卒倒し、世話役の式神には呆れられる日々が続いていた。そんな８月のある日に山…

和風ファンタジー×神話×夫婦いちゃいちゃ きみと言葉を重ね、紡ぐ。たとえ、この世界が途方もないほどに歪んでいたとしても。それでも。 ひとつの夫婦が重ねる言葉と物語 恋愛コメデ…

あらすじ 　香墨がふらりと立ち寄った村は、狐面をつけなければいけないという掟のある一風変わった村だった。 　滞在早々香墨が遭遇したのら村から文字が消える現象。 　それは文字を食…

ここの所、家の中に白い半透明の繭が落ちている。 どうやらカミ蟲が作ったものらしいが、これが何なのか一向に検討がつかぬ。 人妖入り交じるこの村なら何か分かるかもしれないと、香墨は図…

多くの森をそれぞれのカミが支配していた時代。カミの森の巫女として一生を森に捧げるはずだった沙耶は、幼き日の出来事を夢に見る。根の這う地、木漏れ日、梅の花。そしてあの白い手──。 …

風の「災厄」を告げる声を聞き、旅をする風渡りというものが存在する。 彼女は獣の里へとやって来た、そこに隠されていたものとは、

　人はそれぞれの“心珠”をもって生まれる。 　本人が念じれば手の中で出現させられる“心珠”は、欧化が進む今日でも未だに謎に包まれたままだ。 　“心珠”には、ひとつとして同じものが…

咎言――命を持つことば。力を持つことば。 ――そして、罪の証。 “咎持ち”はいずれも、等しく、大罪人である。 四人組の傭兵〈戦勝請負〉は、参加した戦に必ず勝利をもたらす―― ―…

【第19回角川ルビー小説大賞 優秀賞・読者賞 W受賞作品!!】 天馬の御曹司×健気な天狼の、溺愛和風ファンタジー! 天狼の少年・志遠は立ち入りを禁じられた天馬の領域に誤って入…

尾待山の四郎桜は、春になっても花のない『咲かず桜』。 山で暮らす少女・おずくは、父の勧めで山を離れ、町の商家へ養子に行くことになる。 やがて大人になったおずくは、夫の何気ない一言…

　この「言の葉字典」は、私が小説や辞典などを見て「いい言葉だなぁ」「使ってみたいなぁ」と思って書き留めていた言葉、文字、熟語を集めたものです。 　最初は、文字から意味や解釈を調べ…

羽が生えるという奇病が広がった日本のお話。 ダーク和風ファンタジー。 微グロあり。