「SF 短編」を含む小説

　第2回「G’sこえけん」音声化短編コンテストの「ボイスドラマ」部門に応募しようと書いたら、全然違うものができました！ 　開き直って、このまま応募することにいたします。 　ある…

―――楽しいと感じたことを楽しかったと記憶できるようになれなかった僕達は、 　　　せめてこの柵から解放されることを願うしかなかった。 或いは、すべてを記憶しながら何ひとつ記憶す…

自分ではどうしようもない理不尽に相対するとき、目を背けるのか、それとも向き合うのか。もし向き合うのだとしても、それはいったい何に対してなのだろう？

近未来。世界大戦の真っ只中。 戦場の主役は人を殺さぬ無人破壊兵器《イノセンス》。 劣勢を強いられた某国はそのシステムの穴を突いてそれぞれ固有の超人的な戦闘能力を有する68体の…

主人公は、世界中を旅する比丘尼と出会い、彼女が行使する奇跡を目の当たりにする。その比丘尼の目的とは……。

ある男はすべてを捨てようとしていた。 ある男はすべてを失い途方に暮れていた。 ある男は心に傷を負っていた。 ある馬は一頭だけ生き残ってしまった。 彼らは同じ場所に集まる。 そして…

フィクションの話をしよう。 これは、ある並行世界の歴史。 これは、人間の祖先が言語を持たなかった頃より始まる物語。 これは、かつてホモ・サピエンスが何者かからLogosを与えられ…

近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330664915395280 　もとはとある…

少年はある嵐の日に彼女と出会った。彼女は次の日、転校生として彼の前に現れた。彼女はいったい何なのか まあよくある話です。ニ、三年前に書いたものです。何度か改稿しようと試みましたが…

千夜は無類のチョコレート好き十五歳。 初めての失恋を経験したばかり。 「チョコと同じくらい、誰かを好きになってみたい！」 　流星群の夜、少女の願いを聞き届けようとしたのは？ …

少しだけふしぎな雨の日のお話

　上平　悠人（かみひら　ゆうと）は問題児でいつも先生に怒られていた。その度に彼の親友である坂下　裕樹（さかした　ゆうき）も一緒になって怒られていた。先生に怒られても平気な悠人は、…

コバルト文庫の短編小説賞に提出しようとしたけれど、間に合わなかった作品です。 あまりにも不憫なので公開します。是非ご一読ください。 （他の文学賞に送ったら非公開になるかもし…

自由大地時代、かつてソロキャンと呼ばれたものがあった。 ※Vtuberの天野蒼空さん（@sora_senden_777）さんの主催企画参加作品です。 　お題のイラストに沿った掌…

夜の国。それは砂漠の国。吸血鬼の真祖は、人間から逃れるように夜の国を彷徨っていた。 この作品はPixiv、小説家になろう、ノベルアップ＋、アルファポリスにも掲載しています。

文章量少なめのショートショート作品群です。 「意味がわかると〜」系の作品を中心として、怖かったり、少し不思議だったりする作品を投稿しています。 一話完結ですのでどこから読んで頂…

　ある夏の日、密室に幽閉されてしまった少年と少女。 　暴走するハウスセキュリティＡＩが、ふたりに課した脱出の条件とは——？ ※別サイトにて開催された『第3回 日本SF作家クラブ…

ＡＩを育てた少女と少女に育てられたＡＩ。激動の世界の中で成長した二人は、過去を懐かしみ、現在のことを話し合い、そして、未来へと進んでいく。

21XX年——。急速な地球温暖化や度重なる自然災害によって、陸部の約三分の一が海部となった時代。 人類は陸上のみならず、海上にも居を構えるようになっていた。加えて、温暖化の影響に…