「ただあなたに 愛とは」を含む小説

一風変わった、略奪愛。 私には彼から借りたまま、返していないものがある。 しかし、私たちの仲にひびが入ることはない。 なぜなら、私が入念に仕込みをしているから。 あなたのもの…

愛について。 たとえば形、どんなに真似てみても同じものはつくれない。 たとえば色、些細な違いで全く別のものになる。 たとえば視界、誰かには白でも私には黒にみえる。 同…

とある本で記憶を取り戻す、女子高校生のお話。 香坂つぐみ。高校2年生。 とくに熱中することもなく過ごしてきた彼女が、はじめて熱中したことは＿＿＿＿。

　大陸の裳裾にしがみつく小国・クストルでは、王位継承の典礼を控え、国中が浮き足立っていた。けれど渦中の王太子・ライゼは、王権の継承を前に不安を隠せない。 　そんな少年王太子へ、異…

私には、忘れられない記憶がある—— 雪の降る中、あなたが差し出した手の記憶。 私はあなたに助けられた。感謝の思いはいつしか、淡い恋心に変わっていった。けれど、この想いは告げるこ…

予定が埋まっていないと頭がおかしくなる！！ 血を血で洗う通院生活を経て、病気は治療に成功！ でも、そんな簡単に上手くいってたまりますか？ ↓前回の投稿↓ 『タイムリープサッ…

主人公は自他ともに認める立派なキモオタニート(以下ニート)。そんなニートの前に、「あなたのファンです」と名乗る男が現れ、主人公に仕事をしないかと持ち掛ける。タイミングよく昼逃げす…

これも一つの愛の詩。 三分で読めます。 でも十分時間を掛けて読んでほしい。そう思って書きました。 「もの」シリーズ第二作。 それぞれが独立した話なのに、その２つが結びついた…

―――あなたの　ゆめは　おいしい？ 突然そいつは現れた。 夢を見ることを人生の糧とする独身アラサー女子・真白 香澄の特技は「明晰夢」。 そんな彼女の日常に１匹の獏（バ…

　封印塔国の守護者のひとり、今代の《剣》の聖務官として平和に尽くしていたエルセリスは、ある日留学先から戻ってきた第二王子オルヴェインと十二年ぶりに再会する。彼はかつてエルセリスに…

女は恋をした。全てを捧げてもいいと思った運命の人と。 しかし、運命の人との恋は壊れてしまった。 見えていた景色が何もかも、違う物になっていた。 女は気づき、そして自分を恥じ…

村の外れにある小高い丘を登ったところに、彼女は建っている。今日も今日とて僕はその丘を登り、この世で一番愛おしい彼女の前に跪き、祈りを捧げる。いつか、この祈りが彼女にまで届くことを…

檻を隔てて交わされる、五郎少年とナツ姉ちゃんの、決して交わらない想い。 あなたは創作をしていますか？　あらゆる障害を粉砕して、ゴリラのように執筆していますか？ あなたはゴリラです…

　三行詩をはじめた二〇〇二年の作品を集めました。 　読み返してみると、あまりに若く、ついつい手を加えた作品もあります。でも、それはその時の偽らざる自身の姿。恥ずかしくも、愛おしく…

　少しずつであるが確実に記憶と未来は異なっていく。それはおそらく、僕が彼女を想うほどに、大きなギャップとなっていくに違いない。16歳の僕は、自分が思うほどに彼女を大切にはできてい…

神の補佐役であるガイルは神の、久しく月が染まるのを見ていない、という閃きより地上に降り立った。月を染める存在を補佐するために。 諦め、哀しみ、愛を受け取れない不器用な詩人と愛を…

　記憶をなくした女が一人。彼女が見つけるのは、残酷な真実なのか？優しい嘘なのか？この話は気味が悪いです。書いてる本人が言うのだから間違いないです。だから、今これを読んでいるあなた…

あなたは、どんな恋人が欲しいですか？ 懸命に生きるすべての人に贈る、一風代わった恋のおはなし。

平安時代に身分の違った幼馴染の二人は両思いでしたが思いを伝えられないまま成長し、会えなくなりました あの時代は女はある程度の歳になると外に出なくなります なので手紙で思いを伝えよ…

思い出す度にほっこりしたり、ずっと忘れていたのに急に色をつけて蘇るような。それは恋にすらならない、愛だったような、はたまたただの勘違いやすれ違いや両想いや、忘れもの、落としものの…