「館」を含む小説

僕達は、怪現象が起こると言われている『鹿扇館』にやってきていた。 青鬼を彷彿とさせる館だったが、現実にはそんな生物はいないので、安心して入った主人公たちはここで奇怪な血飛沫と数字…

ある夏の日。私営の博物館、相模原博物館は長く続いた役目を終えた。館長の相模原織江は館を取り壊すことに決め、アルバイトの平木と共に展示品を片付け始める。 ――ふと、視界に何かの影が…

戸川探偵事務所に所属する遠北吾朗の話。(おそらく)ミステリーです。 完結済み 旧題：探偵はもう死んでいる

【小学館ガガガブックスより書籍化販売中！】目覚めたとき、何故か自分が赤ん坊だと言う事を認識出来てしまった。日本語と言う文字が公用語の世界で読み書きが出来たユウマは、村を発展させよ…

某館で働くメイド メリア22歳はメイドとしては新人で よくミスを犯すのですけれど、それでも他のメイドは許さないにしても ご主人様は許して下さるのです。 ご主人様はメリアの事を心底…

　２０５０年、国家が立ち上げた電子クラウドプロジェクトによって、考古資料や遺跡、文化財、文化遺産、民話伝承、地図、文書、出版物、美術品、芸術作品、博物資料、自然遺産や街の風景にい…

　冥土の土産にひとつだけ、あなたの望みを叶えます。 　歴史情緒あふれる倉敷美観地区の土産屋『まほろば堂』。ここに来れば店主の蒼月真幌が地元の銘菓や郷土グルメで手厚くもてなし、手…

早坂　美弥子（はやさか　みやこ）、三十歳・未婚。 彼氏なし、趣味は週末の映画館での映画鑑賞。もちろん一人。同い年の友達はみんな主婦。 毎日仕事に行って帰ってきて――そんな変わり映…

幕末。天然理心流の分派道場で腕を磨く平三は、宗家・近藤勇から試衛館への移籍を勧められる。が、平三はそれをきっぱりと断る。試衛館の門弟である土方歳三と馬が合わなかったからだ。 そ…

第二次世界大戦中の昭和20年。 陸軍航空隊の整備兵だった山縣才廣(やまがたとしひろ)は、九州南部の知覧飛行場で戦闘機の整備をしていた。ここを訪れる戦闘機とは、そのほとんどが特攻隊…

「もし日本民俗学草創期の人々が女子高生だったら」 本作は、そんなTwitter上での世間話がきっかけとなって生まれました。 南方熊楠、柳田国男、宮武外骨、井上円了という4人が、女…

バレエに熱中する勝ち気な少年の思春期。 「桜の咲く季《とき》」の翔視点のお話です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054896783663 …

〈第4回白雪賞、特別賞受賞〉 「我は兄者と違い、魔王であって人間ではないのだ」 　そう語るのは妹の奥原乃愛。この通り中二病だ。 　乃愛は義理の妹で、初めて見た時は物静かで可…

『ありす紅茶館でお茶をどうぞ♪』の番外編その１。 店名を『ありす紅茶館』に改名し、なぎが祖母・梓(アズサ)に代わって横浜の老舗紅茶館を再開して数ヶ月が経った夏のある日に現れた少年…

80年代風アイドルの栗宮まみ。デビュー曲が月の降る夜に。いまいち売れてない。 事務所の先輩春野やよいさんの曲、スプリングバケーションは大ヒット、とは行かないまでもそこそこヒット…

喫煙所での会話にはそこ以外では生まれない何かがある。 場所は複数の会社や、ショッピングモール、映画館やスーパーなどが入った超大型複合施設「ナショナルブルー神奈川」 巨大複合施設…

《NHK中継終了の18時までに土俵上の総重量が400kgを下回ったら国技館を爆破する》という脅迫電話を間に受けた日本相撲協会が急遽ロイヤルランブル制を導入。常時三名以上がぶつかる…

映画館に行ったがまさかの休館日でガッカリするアイラ。まずい！　このままでは世界は破滅してしまう！　雨が降ってきたことだし、向かいのカフェで雨宿りしようと提案するシュウジ。はたして…

田植凛太（僕）は、自分が作ったお子様ランチを妹がおいしいと言ってくれたのをきっかけに、お子様ランチを極めることにした。 試行錯誤してお子様ランチを進化させるべく日々頑張っている。…

前作で、幻の手裏剣を手に入れた慎之介が、いよいよ霧隠として、急成長を始める。