「箱もの」を含む小説

　嫌な夢を見て目が覚めると、隣で寝ているはずの恋人の姿がない！ 　代わりにベッドに入っていたのは、厚紙で作られた白い箱だった。 （「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載してい…

くたびれきった男は、妻のいない家で孤独に暮らす。 そんなある日、男は偶然目にした下駄箱の古い紙箱をきっかけに輝いていた日々のことを思い出す。 あるいは、苦く、甘酸っぱい過去のこと…

　トモはある日、不思議な箱を見つけた。箱の中には、小さな箱庭があり、その中にはさらに小さな箱があった。そして、その小さな箱の中には、さらにさらに小さな箱庭が広がっていた。 　ト…

この土地はいつでも闇が支配している。獣と鉄の悪魔に怯える人々は絶望の世界で死を待つのみであった。その中現れたのは火神　イグニスであった。イグニスは各村に神の箱と火を与えた。人々は…

仕事の帰り道、私は不思議な光を放つ「何か」を見つけた。 誘われるままに近づくと、そこには扉のついた大きな箱があり、中にはクイズ番組のボタンのようなものが。私は好奇心に抗えず、中へ…

私が好きな悪役像を集めました！ 悲しい過去があったり、はたまた唯の猟奇的殺人鬼だったり！ ヒーローよりも悪役が好きな、皆さん。 歓喜せよ。

あらすじ 写真部員の一馬は部室にある机の引き出しに見慣れない箱が入っているのを見付ける。 箱にはカメラが収められており、なんと、それは未来を写すことが出来るカメラであった。 写真…

初めて目にした彼氏と彼女のワンシーン。 その瞬間に初めて自分も彼女がほしいと思った。 だけど好きな女の子どころか、気になる女の子も僕にはいなくて……。 そんな自分が彼女を作るに…

　引越し早々、マンションでの騒音問題を抱えることになった高校生の健斗。尊敬する教師、田中に相談したところ、ある人物を紹介される。 　どれほどの切れ者が乗り出してこようと、この問題…

　苦学生である主人公、御嵩悠弥は中学校の修学旅行で伊勢神宮に訪れた際、賽銭箱に誤って百円玉を入れてしまい、それを必死に取り返そうとした。結局、悠弥は百円を回収できなかったが、それ…

　美崎（みさき）家の七人兄弟の四男、四磨（シマ）はある日、世界に起こっている異変に気が付く。 　しかし四磨は何故か、それを話すことも、表情に出すこともできない。他の兄弟たちも、…

愛し合う二人が逃避行をする、そんなお話です。

「……チョコミントアイス、今日もない」 無意識に氷室を開けては、ないことに落胆してしまうスノウ。 さみしい想いを募らせつつも、彼はやさしくてあたたかな、大切な思い出を振り返る。 …

あらすじ 小銭貯金が趣味な僕は一日の終わりに財布の中にある小銭を貯金箱に入れていた。 それがいっぱいになった仕事が休みな平日の出来事だった。 貯まった小銭を銀行に貯金しに行く。…

急に住所を訊いて来るから、最初は年賀状を描いてくれるのかと漠然と思ってた。お洒落な女の子だからお揃いのアクセサリで、擬似恋愛ごっことか。送られてきた荷物は、棺桶くらい大きな段ボー…

「贋金が必要なのです」 　王都の下町にある薬草魔女・ウルティカの魔法店を訪れたのは、貴族出身者で構成される白薔薇騎士団の若き騎士エーリヒだった。 　追い返そうとするウルティカに…

〈恋文機械代筆業〉で小遣い稼ぎをする主人公は、ある日奇妙なラブレターが生成されたことに気づく。

　――重要なのは刺された時でも飛び出した時でもない…………着地だ。