「異質」を含む小説

　将来的に同人誌として刊行しようと考えている怪談話の短編集(Part2)です。 　いま書き納めてる文量が多くなったので、二冊目以降に収録する話となります。

　学校の裏山で星を見た帰り道、僕は黒い箱を見つける。 　それは周りから浮くほど強調された黒で、異質な魅力を放っていた。 　果たして、その黒い箱は一体何なのか。

突如モンスターが蔓延る異世界に迷い込んだ社会人、香奈。けれどそんな化け物達は異世界にとっても異質な存在だった。対立する領土と異なる思想。全てにとってモンスターだけが計算外。生き抜…

※ R15は、シリーズとしてになります。 　《神鎮め》と呼ばれるものたちの本拠地にして特殊な技能の習得機関。《法の家》と呼ばれる組織に身を寄せることになる異能の少年は、十五にな…

　特殊な力を持った四つの一族が大陸を守護していた時代。 　あるとき、その一族のひとつ、華色（かしょく）が何者かによって滅ぼされた。 　それから六年がたった小さな町。 　物心つい…

人工知能を悪用した詐欺事件が起こる。 電脳査察官の川端ユウは、この犯罪の原因を調べる仕事を始める。 第31回電撃小説大賞用あらすじ 電脳査察官の川端は、詐欺事件に使用された人…

　春になり、父親と二人東京から岩手へ越してきた高校一年生の霖（ながめ）は、見知らぬ土地で出会った一人の少女、鈴憧（りんどう）をきっかけに、スピードスケートに魅了されていく。 　彼…

聖武の和風諡号って実はちょっぴり異質なんです。なので、もしかしたら……という妄想からこれが出来上がりました！最愛の奥さんにだけ自分の諱を明かしていたらアツい……。

魔獣増加により討伐隊が編成され、魔獣の森へと向かうことに。 討伐隊の騎士ヘンヴンは、思いがけない奇襲にあい大怪我を負ってしまう。 森の中を彷徨うヘイヴン、そこで出会った何者かに魔…

　幼女に与えられる奇跡は、やがて赤い鮮血を呼ぶ。 　過疎の田舎町の酒造の一人娘「紀枝」は、二ヶ月前には母を亡くしたばかりだった。 　だが、父は言った。 「お父さん、再婚するからな…

この街には、死人が戻ってくるという奇妙な噂が囁かれている。 死んだはずの先輩と暮らす「俺」、事故死した兄と出遭ってしまった「僕」、疎遠になった幼馴染と再会した「私」。 戻って…

　人間の血液をエネルギーに変換する吸血機関【ヴァンパイアエンジン】、化石燃料の使用制限条約により、経済恐慌の最中に極東列島諸国連邦はソレを開発した。国民に供血が義務化され、血液対…

その男は、何者かにより朽ちゆく大海の果て、霧のデザリオンの辺境へと召喚された。 自らの知る何もかもが異質な世界。ただ確かな記憶に縋り、苦しむ中、その手を取る者が現れる。 異様に…

公爵家の次男として生まれ、高位のスキルに覚醒すると思われていたヴェルデは、なんのスキルも持ってないことが分かる。 さらに、冒険者登録をしようにも魔力ゼロ、筋力平均以下で登録できず…

人が異質な力を手にした時、ある人はそれを武力・抑止力という。そして、ある人はそれを才能・持つべき者が持った力という。これは、そんな世界のお話……

「可愛い……何この生き物！」 帝国で、怪力令嬢……通称ゴリラ令嬢と呼ばれているステラ・ウィースは、その怪力や他の令嬢と比べ異質なことから婚約破棄されてしまう。 そんな中、ひ…

モンスターがはびこるこの世、対抗できるのは精霊の力を持った者のみ。人間に精霊の力を定着させる実験は成功し、その力を持った者は主人となって討伐隊を率いてモンスターを倒す任に当たる。…

巨大な氷山に囲まれ、ペンギン族にしかたどり着けないと言われる島があった。 その島で幼いころから育った人間の少女ペン子。 彼女は自分をペンギンだと信じて疑わないが、その異質な見た目…

「金がねぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ！」 　巷で噂となっている、正体不明の賢者。 　若くしてそう呼ばれている青年───ユランにはお金がなかった。 　毎日遊んでは魔法の研究に明け暮れ、世…

同僚に裏切られ人生に絶望し、自らの締めくくりを決意していた男は死神と名乗る、とある奇妙な存在と出会う。 異質な見た目ながらもどこか愛嬌を感じる死神と触れる中で男の心境は次第に変わ…