「現代 ライト文芸」を含む小説

　新しく『怪取局』捜査一課に配属された生真面目な性格の新人・狐二宮静(こにみやしず)は、水卜(みうら)たちの班で新人研修を受ける事となり、案の定、水卜が非常に面倒くさがるもなんと…

希死念慮に囚われた男・現。彼は魔が差してうっかりと自殺を図ってしまったが、目を覚ますと道路の真ん中で寝そべっていた。そこで、出会った向日葵のような笑顔を浮かべる少女・絵空と出会う…

「本当に強い人は、普段はひっそりと大人しいもの——」 　この作品に接してくださる、私も含めた世の善良なる非力な方々へ、何かの活力になれば良いなぁと思い書いたものです。現代社会の様…

　全54話、完結済み。 　音楽を捨て放浪する音大生「想（そう）」は冬の函館にフリーターとして身をやつしていた。想は行きつけの居酒屋「冨久屋（ふくや）」で働く年上の優しく美しい従業…

「人は夢に憑かれる。そう、祖母は言っていた」 人に憑いた悪夢を祓う悪夢祓いの一門・枕部家に生まれた狩月。次期当主となるための試験課題として、自らが通う高校にいる「四人の夢見主の悪…

お題や時間制限など縛りをつけて書いた短編です。 いずれ途中の葛藤を書き直すかもしれません。

魔女と魔術師がいる世界。 双子の“跳躍の魔女”クレイジーブーツとクレイジーヒールは慎ましいながらも平和な日常を過ごしていた。 突然現れた“魔眼”によって彼女たちの生活は一変する。…

　前日にスカイフィッシュ大量発生事件解決のために右往左往し、疲弊ぎみの水卜班の水卜、ユウリ、流音の３人へ課長から振られた仕事は、とあるそれなりの築年数が経過した団地での怪音騒ぎの…

自作の掌編小説や短編小説で、ハイファンタジーや現代ファンタジーなどをまとめたものです。 『王の膝』…ある黒猫の独白 『魔王』……その魔王は美しかった 『ランプ置き』…焚き火を囲…

　地元の今治に帰ってきた、須磨 拓斗は、今までの多忙の日々から一転して、退屈な日々に満足していた。 　そんなある日、かつての高校時代の後輩、竹河 瑞穂や古書店を営みながら作家を志…

「あいつが大人になるまでは、保護者の振りをしてもいい」 　アメリカは東部、サンセットヒルシティの支配者デイヴィット・ドム・デイモンはある日、星見（ほしみ）と呼ばれる特殊な眼球を持…

最近、七夕の短冊にちなんだ噂を知った。 なんでも『恋姫に告ぐ――、』に続く形で恋の願いを短冊に記すと、 恋の神様――“恋姫”が叶えてくれるというもの。 そしてこれは、短冊に祈り…

その男は、個人投資家だった。 その男はある小説家に多大な協力を得る代わりに、ある短編小説を所望した。 これはその小説の……R15版である。 この物語は、拙作『多重報復 -MUL…

　２０Ｘ３年、中学三年の終わりの２月中旬、港湾都市日之崎市において、桜庭綜士は恋人である月坂詩乃と同じ高校への合格を果たした。 　卒業までの最後の中学生活を楽しむ二人であったが喜…

　ある日、突如として夜桜見物の会場で花見客が消失する事件が発生し、非番だった怪異犯罪取締局捜査官の水卜陽菜(みうらひな)は、相棒の特別捜査官の三田村(みたむら)ユウリと共に緊急出…

「初恋の人に似ているんです」 いきなり見知らぬ男の子に商店街で叫ばれてしまった。 そんなこと言われても困るけど、なぜかドキドキしてしまう。 どう対応していいのか迷っていると、周り…

図書館での調べ物に熱中しすぎて夜も更けた時間帯に帰宅しようとしていた中性的な見た目の女子大生・小谷深雪(おだにみゆき)が、構内のいつもは通らない道を歩いていると、その道ばたで泥酔…

菊田香苗１９歳。大学でイノベーションを学ぶ彼女の前に１匹の猫が現れた。突然喋り始めたその猫は、時空間旅行の提案をする。夢の出来事だと思っていた香苗だが、頭から離れなくなった。母と…

好きになるとなぜか相手が死んでしまうことから死神と呼ばれるようになり不吉がられていた西守透。二度と恋なんてするものかと笑わない暗い生活を送っていた。 そんな時に天真爛漫な可愛い女…

「なあ知ってるか、心臓の取り出し方」 三学期最初の朝だった。転校生の市川知佳は、通学路で拾ったりんごに導かれるようにして、学校の屋上に足を踏み入れる。 そこで待っていたのは、…