「歌えない」を含む小説

【梗概】 紫乃は、生まれながらの奴婢（奴隷）である。 歳は十七、琉斌国に滅ぼされた隣国の神葛の出身だった。 十一の時に琉斌の王族である氷雨に買われ、下女として仕えていた。 氷雨は…

『深海より現れた歌姫《ディーヴァ》』というのが、彼女のキャッチコピーだった。 そのコピーが日の目を見るときには、彼女はもう死んだも同然だったが。 歌えない歌姫にどれだけの価値があ…

詩です。 て言うか、歌詞です。 友達と書こうってことになって書いてみたのはいいのだけれど、とても歌えたもんじゃないです。

母の実家は山口県周南市戸田。 毎年夏休みになると、私は母の実家へと遊びに行った。 振り返ると、幼い頃の私は日本の原風景に囲まれており、祖父は盆祭りの歌が歌える唯一の人であったこと…

登場人物 帝～水・氷の魔法を使う先生 　　髪の色目の色はどちらも水色 　　元々は魔法の扱いを教えていたが何故か補習室の先生となった 　　大人しそうな人だが、イタズラに乗ったりボ…

『じーちゃん、どうかしたの？』 『雪人…歌…歌ってくれんか…？』 『え…？』  俺は正直、大して歌はうまくなかったし、何より、音楽という概念に一切興味がなかった。 そん…

　みるきぃクレヨンの5人はアイドル部のアイドル・ユニット。デビューの舞台は、人気チア・リーディング部の前座。 　そりゃデキはひどかったけど、ぬあんと「帰れ」コールの前に予定してい…

無限に広がる宇宙……。 星間には完全には解明されていない、エーテルとよばれる半物質が充ちている。 このエーテル宇宙に、今、人類のふたつの勢力が版図を広げていた。 いずれも遙か昔に…

エリナは二十八歳の落ち目アイドル。ある日彼女は「もう年だし、女優路線に切り替えてはどうか？」と言われてしまう。そんな彼女の元へ、新曲が届くのだが――

　何よりも歌う事が好きだった俺、三原遊馬は、学校でも有名な軽音楽部でボーカルをしていた。 　メンバーの腕はプロ級、ボーカルとしてこの上ない環境にいるはずだった俺だが、バンドの中…

TF(ちょっぴりファンタジー)小説です。

大国のかざす正義によって蹂躙された砂漠の国。 トードリリー。歌えない鳥と青年の出会いは、二人の未来にどんな分岐を齎すのか。

　類稀な才能を持つ物にしか与えられない『特待生』という権力。学園創設以来、初めて手にした雪比奈奏多は始業式の日、ビスクドールと見紛う美少女、来羽・C・瑛莉と出会い――。 　殆どし…