Deep love is too heavy

安藤結城

第1話

僕は君の思い出を知ってる

そのことを君は知らないだろうけど

僕は君の思い出を知ってる

君にも僕のことを知ってほしいな


つい最近まで恋を知らなかった

そんな僕にそれを教えてくれた

たとえ君は遊びだったとしても

僕は好きだから

君が僕を見ていなくても

僕は君を見ているから

ずっと

僕は君のすべてを知っている

それを君はもう知れないのだけど

僕は君のすべてを知っている

君にも僕のことを知って欲しかった


あの日はいきなり押し掛けてごめんね

でも君が僕にそこまでさせてくれた

君はしきりに僕に謝っていたけれど

君はなんにも悪くないから

君と

ただ永遠に

より近くで

一緒にいたいだけだから

僕は君を誰よりも知っている

誰も知り得ない君を知っている

君の味

君の食感

僕は君と”一身同体”だから

君はもう僕の一部だから

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Deep love is too heavy 安藤結城 @ima564219

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ