「岐阜」を含む小説

先輩が卒業してからというもの、祐也にとっての下校時間は、先輩と会うためだけに存在していた。 橋の真ん中で、たったの三分。 寂しげな夏の夕暮れにも、真っ暗な冬の夜にも、祐也が勇気を…

空を飛ぶ妖怪は、学校の屋上で羽を休めていた。するとそこに、ひとりぼっちで本を読んで過ごすのだと言いながら、幽霊のような少女がやってきた。 少女は、人よりも本が、人よりも妖怪の方…

岐阜って言ったら？ 美濃って言ったら？ 中濃って言ったら？ 私の住む場所はすぐ近くに、神話の時代の足跡が残っています。

黒星は人嫌いであった。 だか、一人の女性に出会い変わって行くその運命……。 仕方見届けよ！

　「らしさ」って何でしょう？ 　男らしさ。女らしさ。中学生（高校生）らしさ。　 　日本人らしさ。 　集団に加わるには、どうやら自分の生き方までも「らしさ」に委ねなければならな…

盆、「俺」は久しぶりに母の故郷を訪れた。 平成の大合併により村から町になりながら、相も変わらず退屈に溢れていた。 いずれ過去になる、山村での夏。思い出される、あの日の空。

日常の中で、少しだけ目を凝らして見て欲しい。 するとどうだろう、今まで見えてこなかったものが見えてくるはずだ。

某アニメ映画の舞台として昨今話題（？）の岐阜！！ えぇ、その岐阜を舞台としたエッセイです。 思いつくままに岐阜へふら～っと出かけた時のことを綴りました。 （コンテスト用タグに「聖…

　20年も経つと、故郷は何もかも変わっている。 　俺も変わっていた。 　だけど、こんなんじゃだめだ。 　だが、旧友は囁く。 「変わりたければ、ここから飛び込め」 ※エブリスタさ…

岐阜県郡上市の民謡に『かわさき』があります。 古調の歌詞をもとに、大正時代の一般公募によって現在の形にまとめられたものです。 　心中したげな　宗門橋で　小駄良才平と　酒樽と…

あれから二年、オカマバーのママ、ナーティ白雪は日常に戻っていた。そこへ盟友の洞嶋レイから入る一本の電話。軽い人助けの予定が、とんでもない方向へ。 百五十兆円の“徳川の埋蔵金”は本…

舞台は岐阜県関市洞戸地区。 大自然豊かでコンビニすらないこの場所で、霊山である高賀山を中心に、妖怪と巫女の血を引く者達との戦いが繰り広げられる――― 【純愛編】 絵を描くこ…

　オリンピックで日本中が一喜一憂してた時、日本を変えるために密かに動き出す男たち（一部女子）が居た。 　そして名古屋は近隣の街をも巻き込んで独立宣言をする。通貨は？　自衛隊は？…