「あやかし（？）」を含む小説

孤児の蜜井戸さぎりは、萩恒家のメイドだ。 狐火の異能を持つ萩恒家は、４年前に襲撃に遭い、生き残ったのは、１８歳の嫡男・崇史と、３歳の姪・希海だけだった。 この４年間、さぎり…

【あらすじ※ネタバレ注意】 ある満月の夜、眠りにつこうとしていた美月睡蓮（みつきすいれん）は不思議な声を聞く。その声を追ってやって来た石上稲荷大社で、人の姿に変えた八咫烏の太秦(…

鬼を退治する鬼狩り一族として人々の間で名を馳せる、狩谷（かりや）一族。 一族の血を引く娘でありながらも、桃花（とうか）は狩谷一族の父が女中に手を付けて生まれた不義の子として使用人…

ヘルンスガーディアン 天使の力?で悪霊退散!!の過去の物語です。 英雄と呼ばれ、今も受け継がれる伝説の男 白槇那賀芽のお話。

とても短いハロウィン短編です。 数年前、持病で最愛の夫を亡くした私。 ハロウィンの今日。もう何度目かは分からない1人のハロウィンナイトに耽っていると、信じられない不思議な出来事…

霧島明日香はフルートの名手として有名だが、家族と二人の親友だけが知っている秘密があった。それは、自分の持っているフルートが自然の力を借りることの出来る精霊の笛だという事と17歳で…

こちらのお話は三題噺スイッチ改訂版様に出していただいた三つのお題、「太陽」「骨」「織機」を使って書かせていただきました。生きているものたちは、今はもう生きていないものたちにさえい…

悪魔と少年が人々にお菓子をねだり、跳ね除けられながら、ある優しい人の元へと向かう話。

　その身を武器に転ずる〈武器師〉とそれを用いて異形たちを打つ〈封印師〉────両者は二人一組でこそ、真の力を発揮する。 〈封印師〉の見習いである時雨沢シンヤは、幼馴染で自らの相…

妖が統べる国・故妖国。 妖の影響なのか平民である人間にも稀に異能を持つ者が現れる。 予知の能力を持って生まれた美鶴は、気味が悪いと両親からも疎まれていた。 愛されることも諦めて…

狼と人の間に生まれた子、ミツキは罪を犯し狼の村から追放された。霊能相談所を営む古殿に拾われ、各地を転々とする暮らしをしていたが、ある日古殿の故郷に向かうことになる。向かった先で、…

記憶を失った青年カナタが紡ぐ、怪異退治の物語

成仏したはずの弓道場の武将がいまだに居座っていた。そのことで相談を受けた朝矢は弦音とともに弓道場へ向かった。すると、弓道場の武将こと横谷仁左衛門武村はある女子高生に一目ぼれしてし…

日本の治安は年々悪化していた。警視庁は西暦千九百八十四年に暗殺部を設置し、凶悪犯の即時暗殺を以て治安維持に努めていた。紅世終は警視庁暗殺部暗殺六課の刑事としてとある温泉街の調査と…

身を売られた少女に あやかしの青年は、願うように告げる 「俺を 祓え（殺せ）」──と。 あやかしが支配する現代。 文明は徹底して制限され、ある『言葉』と『血筋』が永久…

吉野夏彦(吉野なつひ)は深夜にコンビニに行く途中奇妙な男と出会う。そしてひょんなことから祓い屋として勤めることになった夏彦。果たして祓い屋として今後どうなっていくのか……。

【 あらすじ 】 　江戸のような街並みの幽世。そこは、妖や人ならざる者たちが人間のように生活している不思議なセカイ。 そんな幽世に存在する妖たちを、守る者たちがいた。 　現…

表の顔は歩き巫女、裏の顔は武田家の間者として生きる千代は、ある日、主君武田信玄から平安の赤鬼が率いる百鬼軍の詮索を一任される。 主君の為と危険と奮闘し、遂に千代は百鬼軍とその頭・…

小学校最後の夏休み。志保は父親の仕事の都合で、夏休みの間、父方の祖父の家で過ごすことになった。 はじめての場所で不安でいっぱいだった志保だけど、次第に街の子どもたちとも仲良くなり…

小さいときに『謎の怪物』によって両親を殺された、九条勇気は変わった生活を送り日々を過ごしていた。 とある町で養父と義姉と三人暮らしをする生活。だが、それだけが変わったというわけで…