「吸血鬼」を含む小説

　最強の魔術師カイ＝レキウスは、同時に大陸統一を果たした覇王であった。 　戦乱の世を終わらせた彼は、弟に後事を託し、表舞台から退場する。そしておよそ三百年後、周到に用意していた魔…

　外見年齢は一桁の少女——メイサ。彼女はバンパイアハンターである。 　そして、純血の吸血鬼たる長兄——シオンとの対峙を待ち焦がれているのだった。 ※「G’sこえけん」応募作品で…

中学二年生の妖華(あやか)は、吸血鬼の家系に生まれた吸血鬼。ある日、極限に血が欲しくなった彼女は、大好きな先輩の血をごちそうになろうとするけれど……？

吸血鬼が出てきます。 一応、ホラーですけどそんなに怖くないです。 「偽教授恵雨杯」に向けて書きました。

吾輩は吸血鬼である。 自分の正確な名前は忘れた。見た目は若いし気持ちも若いが、何しろ伝説レベルで長い長い時を生きているだ。ちなみに名前以外もあれこれ忘れている。なお、ポンコツで…

　始祖を倒した少年は２番目の始祖となる、この友に１匹の鴉、この鴉は小銃、重火器、またはナイフ、時に剣を振るう戦闘の専門家、この第１１１１小隊所属、第１分隊所属、第１戦闘班所属、こ…

人間と魔物、二つの世界が交わってからおよそ半世紀。犯罪の跋扈する街《アウターシティ》にて、ヤバい仕事を請け負う元兵士と魔術師の少女。 ソビエトが生み出したコンピュータ－ヒト感染ウ…

彼女は本を読むのが好きで、特に胸躍る冒険譚に目がなかった。 そんな彼女の思いは日に日に強くなり、ついには家族の反対を押し切って家を飛び出す。 憧れの冒険者になる為に―― 「悪いこ…

　吸血鬼のシーヴァは、長い年月を生きる中で、欲しいものはなんでも手にしてきた。 　血も肉も快楽も──美しいと思ったものすべて。 　一目見た時から欲しいと思った男《モノ》も手に…

恋人も「食べること」も失った元料理人の烈（れつ）は、ある夜、道端で震えている女子高生、紅子（べにこ）と出逢う。 烈が紅子に一杯のお茶漬けを振舞ったことをきっかけに、二人の交流が始…

ある日偶然吸血鬼の少年を助けた少女トアは、吸血鬼が暮らすの屋敷でメイドとして働きだす。個性豊かな5人の吸血鬼との甘く危険な生活。しかし、彼らはそれぞれが闇を抱えていて…。やがてト…

５００ＰＶ突破！ご覧頂き、ありがとうございます♪ クロマン王朝には、神の教えに背くと吸血鬼になるという言い伝えがあった。 その言い伝え通りに吸血鬼になってしまったのは、眉目秀麗、…

花とクリーム菓子とアコーディオンの都・ピエトラ。いずれ旧首都と呼ばれる華美な公国の朝は青年の笑い声で始まる。母親のおかしな醜聞、師範の結婚、窓辺の君の愛らしい我儘──今朝の事のよ…

十月の三十一日、ハロウィンの日。 朝起きると、ゾンビになっていた。 突然のことで自暴自棄になり、考えなしに街へと繰り出す主人公。そこで出会ったのは、一匹の美しい吸血鬼だった。 「…

1580年代スペイン帝国を舞台にした物語 南アメリカを支配し繁栄の絶頂を極めるかに見える帝国。 しかしその足元では謎の物価上昇が起きていた…… バルセロナで出会ったスペイン郷士と…

　レオ・ド・ロベールは旅人だ。 　肩にボストンバック、首からデジタルカメラを下げた金髪の白人。白のワイシャツに黒いコート。 　長い長い旅の路を彼は行く。 ＊長編作品の足掛かりと…

意のままに怪現象を起こす精神生命体と惑星開拓者の闘い。人類は、認識が実体化する量子爆弾で惑星「露の都」の地球化を試みたが、原住知的植物「慈姑」の存在を知らなかったため、戦争が勃発…