「文学？ 短編」を含む小説

正月早々サイアクな思いをした「僕」に、さらなる不幸が降りかかる。でも、それは決して悪いものじゃない。だって、僕は不毛な十代を乗り越えたのだから。

散歩していたら遠くに高い山が見えました。その時、この話を思い付きました。

2023年5月、人類は一つの歴史に名を刻む。 『コロナウイルス、パンデミック収束』…… 医学の叡智を結集したワクチンと治療薬の台頭、そしてまだ確定要素とは言えないが、ウイルス…

「僕はいつか、君より先に大地に溶けていく。そうなったら、君は新しく好きなひとを見付けるといい」 そう言って、私より多く歳を重ねたあなたは穏やかに笑った。 己の片割れを喪った時、人…

星に祈りを捧げる神楽を舞う少年、銀鏡（しろみ）辰一。 宮崎県西都市に伝わる古事記の里、銀鏡（しろみ）地区に引っ越してきた少年は、奥山で記紀神話に登場する磐長姫と出会い……。古事記…

星神楽の番外編。 使いたい古語をふんだんに詰め込みました。 『星神楽』と一緒に読んでもらうと、構図関係が分かると思います。 公募を一旦休んでいますが、九州芸術祭文学賞で次席にな…

就労継続支援Ｂ型に通所中の原田利信と、就労支援事業所に通所中の戸澤敏子の、共通点の『それぞれの目標の勉強』を、二人が織りなすたった一日の図書館での勉強から、歩み出しています。追記…

一話完結の恋愛短編集。 愛情が向かう先には、行き場があったりなかったり。右往左往も縦横無尽もスパイスにしちゃう。それが大人の作法。涙は隠しても想いは消せない。それが大人の可愛げ。…

恋とは何か？ 愛とは何か？ 大切な時、あなたの隣には 誰かが居てくれますか？ セックスだけが全てじゃない。 しかし、セックスだけが始まりのプロローグである。 始まりと終…

転校生の少女かなたと、彼女に無理矢理天文部に入れられた「僕」のライトSFラブストーリー。 かなたは恋をするように夜空を見上げ、いつか宇宙に行きたいと呟く。 そして、僕はそんな彼女…

2049年、小笠原付近に出没した芥ラくしあ島のシュ永ﾃﾞ琳宮国を舞台に、昆虫を基軸産業とした持続可能な社会が形成されていた。そこには昆虫憲法があり、蟲医が保険適用となった昆虫治療…

その音を聴く度に、僕は君を思い出す。 渋谷の喫茶店でかつてのクラスメート、鈴原雪音と偶然再会した僕。 特別な関係性では決してなかった二人だが、僕と鈴原には一つの思い出があって………

利口だから幸せになれる訳じゃない でも不幸にはなってはいない かもしれない

人生は短編に若かない。

――この窓を強く叩く雨のように、あなたの心を震わせるのは僕でありたかった。 僕がこの世に生を受けた時、『傘』というものはその姿を消していた。 それには或る理由があって……。 傘の…

　突然やってきた小さな命。必然的にする事になった命のお世話。 別の命と過ごす事の素晴らしさと、難しさ、悲しみ。でもその経験は何者にも変え難く、素晴らしいくて勇気をもらえますよね。

定年退職した旅行好きの夫。彼は、実際にその場所に行ったような体験ができるシミュレーターができたので行ってみようと主人公を誘う。 歳を重ねた夫婦がふたりで『旅行』を楽しむ短編です。…

人生に行き詰まった男が、故郷で死と向き合う話。 三題噺。 「一夜だけ流れる川」 「夕暮れに魂を捕らわれる」 「田舎天狗」