「幽霊 現代」を含む小説

　薙が目を覚した場所は、見知らぬ故郷だった。 　見覚えのない建造物の数々、周囲を囲む城壁、そして自身にかけられた"身に覚えのない罪" 　同時に、彼は「閻魔」としての力の大半を失っ…

　大阪生まれ、負けん気が強くてドＳ。そんなあおいの勤務先は、曰くつき不動産会社。 彼女は、物件に棲みつく幽霊を恐喝――じゃなくて除霊を「しない」で、対話をして解決に導く除霊師なの…

　わたし（村雲涼佳。高校生。女子）は一緒に育ってきた柴犬のアズキが亡くなって、悲しみに暮れていた。いっそ、一緒に死んでしまおうかとすら思うくらいに。 　でも、ある日、新しい子を飼…

ホームレスと殺し屋が対決、相打ちで双方死亡。頭をやられて記憶が飛び、二人とも身元がわから無い。このままでは蘇りの権利を失い地縛霊になってしまう。 二人は身元を調べに動き出すが……

　ぼくには幽霊が見える。 　でも、そういうものは、こちらから手を出さないかぎりは安全だし、怖いことだってない。それはただそこにいるだけで、それ以上じゃない。 　ただし、そういうわ…

不意の事故で亡くなった僕、高橋優太（たかはし　ゆうた）は死神クイタノールと出会う そして幽霊として生きることを半強制的にさせられる…しかし幽霊は神とエンマ大王（悪）と対立関係にあ…

冤罪と怨霊。これらを語らずして、わが国の歴史は語れまい。 729年．聖武天皇は謀反の濡れ衣を着せて、弟の長屋王を自害させた。その後、長屋王は強大な怨霊となって現れる。聖武天皇は、…

今年も登山の季節がやって来た。山の上にある私の母校。私は親友と、毎年この日に待ち合わせをしている。白い雪原を踏みしめて、目的地を目指す。今日も下らない冗談を言って笑い合うのだ。教…

※あらすじに妖怪と句の解説をつけております。 もしも現代に妖怪が暮らしていたら そんな情景を詠んだ二十句 人に馴染み人とあるのか 人から離れてしまうのか どちらにせよ人のある限…

ニューヨークの地下鉄の中、二人の青年が仕事帰りに話しをしていた。 いつもは当たり障りのない話なのだが、今日に限って一人が地下鉄には幽霊がいるのだという話をしはじめた。 する…

伝説の幽霊三人娘──。 『四谷怪談』の〝お岩〟──。 『牡丹灯籠』の〝お露〟────。 そして『皿屋敷』の〝お菊〟──。 彼女達は腐れ縁の交遊関係のまま、現代で暮らしていた。 古…

普通の会社員・島田光月が会社の先輩・舵木一華に連れられて月の出る夜に甘酸っぱい霊体験をする話。

平凡な大学生活を送っていたが、ある日部屋に幽霊が出た。 事故物件だとは聞いていたが、こんなにもはっきりと幽霊が出た。 でもその幽霊は、幼女で……？

　もとはとある「ふるえる」をお題にした短編子テスト応募作☆ 　今回も短めですが、なんとなく同様のコンセプトが増えていっている、伝統的な妖怪を実話怪談風に現代ナイズした心霊ホラーの…

その日は雨が降っていた、台風が接近しているとか何とかで。だけどそんな中、僕はなぜか散歩をすることにした特に目的はない強いて言うのであれば夜の町並みを見てみたい。その一心でひたすら…

第9回カクヨムコンテスト中間選考作品 主人公山下新作は、ある日突然、ストーカー被害に遭い、不眠症で眠れない日々が続くのだが。 その被害内容はと言うと？ 自身の住む、マンションの…

現代で虐げられ、子爵令嬢ユレイアとして転生した少女は、妖精が見える眼を持ち「回帰する竜」と巡り会う。 1章「トーラス子爵領の妖精達」……かわいい末っ子は家族から溺愛されています。…

　イギリス、ロンドンにあるバッキンガム宮殿には775もの部屋がある。そのうち、約四分の一の部屋は公にされているが、そのほとんどは未知に包まれていた。その中で、幽霊が出ると噂される…

僕は死ぬつもりで山奥にきた。そこに突然あらわれた裂け目！　裂け目に張られた一本のロープの上で、僕は綱渡りする事に…… 原口 モ と申します。 『ロープ』どうぞよろしくお願いしま…