概要が本当の意味で概要になってるので、ネタバレを食らいます。
本作品を初見でお楽しみいただくのであれば、そのまま本文の方へ直行してください。
私は読んでしまいました、南無。
さて、まるでラブコメのような愉快な雰囲気すらするタイトルですが、気味の悪い女のすすり泣きから物語が始まります。
良かった、ちゃんとホラーです。
しかし、主人公はお酒が入っているためか少し気が大きくなっており……。
そんな雰囲気が、文章の書き方からも感じられるのが面白いですね。
さて、すすり泣くだけで姿は見えない謎の女への対処、これからどう描かれていくのか。
ネタバレはくらいましたが、その詳細が気になります。
『俺はどうやら絵の中のアイツからストーカー行為を受けているらしい?』
まず、絵の中?どういこと?
と思わせられるタイトルに惹かれます!
夜になると、見知らぬ女性の鳴き声が玄関から聞こえるという主人公の新作。
しかも、新作以外の人にはこれが聞こえないし見えないという。
では、幽霊の類かと言えば、どうやらそうと断定もできない。
新作の心の問題か。あるいは幻想か。
常に何かが起こりそうな展開。徐々に明らかになってゆく物事。
そして、作者様の文章術がまたこの物語の世界観を盛り上げてきます。
ホラー要素は苦手な私ですが、先が気になりついつい読めてしまいます。
一話一話が短いので、テンポよく読み進められるのもいいですよ!