「ファンタジー 音楽」を含む小説

私、アマービレは、音楽一家カランド伯爵家に生を受けた。優秀な兄弟達の中で、唯一自分だけ音感がない。ピアノも弾けない。 長男ブリランテは、そんな私を何とかしようと、厳しいレッスン…

新田亜玖愛（にいだあくあ）は地元で天才ドラマーと称される小学5年生。 親はなかなか帰ってこない、祖父母は音信不通、友達は自分のドラムの才能で寄ってくるだけ。 いっそ異世界にでも行…

男と女、陰キャと陽キャ、アナログとデジタル、回避型と不安型、この世とあの世、生と死。すべて相反する世界の中で、交わるものを探しに行く

＊迷った末に「現代ファンタジー」としましたが、ファンタジー色はかなり薄め、とひとまず申し上げておきます。 楓谷中学だけに楽譜が存在する「吹奏楽のための風追歌」。過去に取り上げ…

　音方爽志は高校三年生。高校生活の三年間を軽音楽部に費やし、つい先日最後の文化祭のステージを終えた。情熱の矛先を失い、燃え尽き症候群とも言える状態だった彼はひょんなことから異世界…

「世界は音楽でできている」 １２の音に支配された街「スミスシンフォニー」。 ハーモニーを何よりも重視するこの街で、１２の楽器が盗まれた。 ソロの「僕」と泥棒──そして街全体…

　音曲士というスキルを頼りに旅をするオフィーリア。とは言いながら、できるのは、純正律の和音で構成されたエルフの歌「音曲」を歌うことだけ。 　音曲は、人間には、ただの変わった音楽に…

自分には確かに弟がいたのだ。確かな記憶がある。だが、両親と事実はそれを否定する。少女のもやもやは、ある日、意外な形で解き明かされる。

人間と魔獣が争う世界。 『魔法音楽』で魔獣と戦う演奏家たちが住まう「音楽の都」……誰もが音楽を愛し音楽の才能が全てを決めるこの都で、音楽を好きになれない少女カルミアは、今日も独り…

〈如何なる時も、音楽が絶えることがあってはならない〉 『国家音楽法』の下、アルモトニカでは今日も音楽が奏でられていた。 作曲を禁じられ、演奏することのみを命じられた『ヴィル…

朗読会用に書き溜めている詩。80〜2000文字のものをまとめています。届けたい気持ち、夢の続き、決意に告白。官能的要素もほんのり取り入れて。

何よりも音楽が好きだった主人公の「」。 しかし、とある日、目が覚めるとこの世から“音”が消えていた。これは主人公とSNSで知り合った人々と共にこの世から消えた“音”を取り戻す物語。

壇田　隆大　（だんだ　りゅうた） 　14歳の中学生男子 橘　蒼　（たちばな　あおい） 　14歳の中学生男子、オーケストラ団に 　入っている 二人は幼馴染で、親友である

「貴女は、『ユラ』という、いわば天から選ばれた子なの」 「……はぁ！？」 ――これは、ある少女が仲間たちと共にガールズアカペラバンドを結成し成長する物語、のはずだったが…… …

彼には作曲の才能があった。幼いことから神童と呼ばれ、勉強もせずにひたすらに曲を書き続けた。しかし人生には転機が訪れるものだ。 ※最初に書いたのは『蟻と天才』で、そのあとがきの後…

【演劇台本】 時は大正八年、月が不気味に輝く帝都・東亰。 主人公・橘千歳は、親友・香与と共に5年前に失踪した姉・凛に思いを馳せていた。道中、香与とはぐれてしまった千歳は月に狂わ…

　天野朔夜、年齢不詳。職業、夢魔（むま）。天野は人間界に喫茶「ラルム・ダンジェ」を経営する一見普通の好青年。だが彼が人間界にやって来た本当の理由は、人間たちの夢にまつわる問題を解…

音楽を聴くことが好きな「レノン」は、突然現れた”オトの神様”と名乗る人物に出会う。 知らないセカイに来たレノンを含む3人は、ルールを来年の4月1日まで守ると、 過去か未来へ行くこ…

辺境の街コダに住む少年タクトは、世界を救った『天奏楽士団』に憧れて自分の楽団を作ることを夢見ながら、日々楽器の練習に明け暮れていた。 ある日、首都からやってきた放浪楽士レイヤーと…

麗しい吟遊詩人は、のらりくらりと旅をする。 ちょっとおかしな形状をしている七弦の愛器と共に。