音曲士オフィーリアと水のエルフ

代官坂のぞむ

登場人物(読まなくても平気です)


登場人物

【主人公】

▪︎オフィーリア・リカレスト:人間であるにもかかわらず、伝統的なエルフの歌を歌う音曲士の資格を持ち、一人で純正律の和音を発声して歌うことができる女性。その歌声は、美に敏感なエルフにはたまらない快感を呼び起こす効果があり、メロメロになったウィローから、専属音曲士になってほしいと申し込まれる。だが、エルフの音楽学校での辛い経験から、エルフと接するのは苦手。


▪︎ウィロー・キャンディドス:エステュワリエンの東の丘に館を持つ、美しい水のエルフの女性。市長から町の酒場の主人や市外の住民まで顔が広く、常に情報収集している。オフィーリアの歌を聴いて惚れ込み、専属音曲士になってくれるよう申し込む。



【自由都市エステュワリエンと周辺の住民】

・エルフ族

▪︎フェルン:ウィローの館の執事。落ち着いた物腰で、家計管理から、料理やお菓子作りまでそつなくこなす。


▪︎オクサリス:ウィローの館の召使。少しおっちょこちょいだが、明るく元気な性格。


・人間族

▪︎モエドテルグ・ゲーベン:市の東門の外にある河の民の村の村長むらおさ。少女の頃に、先代の村長だった父テルグを亡くしている。


▪︎グートルーエン:河船の船長。三十年の経験があり、大河の航行は目をつぶっていてもできると豪語する。腕は良いがカネにがめつい、ならず者。


▪︎ボルゲリング:エステュワリエンの市長。しかし実態は、商業ギルドを牛耳るゼルファの言いなりで、実権のないお飾り。


▪︎フスパンネン:エステュワリエン市海軍の少将。実直な軍人で、外洋港の防衛に尽くしている。


・ドワーフ族

▪︎ハルスケッテ:エステュワリエンで一番大きな金細工工房の親方。市街に面した西の丘に住み、商業ギルド唯一の人間以外のメンバー。


▪︎フェルセンバント:ドワーフの族長。市街から離れた金鉱山に住み、金鉱山とエルフ銀の鉱山を所有する。一帯のドワーフの総領として君臨している。



【水の桃源郷の住民】

・エルフ族

▪︎エルム・キャンディドス:ウィローの弟。ウィローを姉上と慕い、役に立とうと努力している。


▪︎アーシュ・キャンディドス:ウィローの祖父。水の桃源郷のエルフの長老。エルフ諸侯会議を主催する指導者。


▪︎ヘンビット:アーシュの館の召使。


▪︎アームニス・リカレスト:ウィローの幼馴染。リカレスト一族の総領として諸侯会議に参加する。


▪︎ネセト・リカレスト:︎アームニスの兄。音曲士であったが、八十年前に水の桃源郷から出奔し、行方不明になる。


【プリントン・ウーデ音楽院関係者】

・エルフ族

▪︎ビーリディス:オフィーリアがプリントン・ウーデ音楽院在学中に、寮で同室だったルームメイト。


▪︎アウトゥームナ:オフィーリアがプリントン・ウーデ音楽院在学中の教頭先生。後に校長となる。


▪︎ウーデ・クレモル:プリントン・ウーデ音楽院創設者。二百年前に亡くなっている。




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