「気にしないさ」を含む小説

布団の魔力、とは随分と使い古された表現ではあるけども、言い得て妙だと思う。 やることはあるけれど急用ではない。 そんな日はどうしても布団の誘惑に負けてしまう。 どうして人類は…

　退魔師見習いの僕は本屋で自主練用の資料を探していた。そこでぬいぐるみを抱いた少女に出会う。彼女はすぐに視界から消え、僕も気にしなかった。 　その日の夜、謎の気配に追い出されて僕…

※KACお題『いいわけ』に寄せて書きました。

普段気軽に使えそうないいわけを、考えてみた。 遅刻の言い訳が多い気もしますが、気晴らしにどうぞ。 KAC20237お題「いいわけ」参加作品

麻朝は昔から妥協しない性格だ。自分の信念を貫き、周りの目を気にしないところは見習いたくもある。 結果、夢をかなえて世界を舞台に活躍している。 そんな麻朝と対照的に、無理せずボ…

KAC2023 第7回「いいわけ」参加作品 小説初投稿でとりあえずの目的であったKAC2023を完走できて良かった。 カクマラソンも挑戦したいが達成できる気がしない。

こういう世界の表側って沢山の作者様が書かれていると思うんです。 でも、フォーカスされない裏、というか普段は気にして無い部分に光を当てたいなと思って書いてしまいました。 好評でした…

　これは親バカならぬ、愛犬バカなエイルの書き綴った駄文な惚気です。 　いかに可愛いくて愛してるのか書いてみました。 　こんな作者なんだなーくらいで流たして下さいな。 　役に…

俺の名前は酒井七尾（さかいななお）。 ご存知の通りだが、七尾、と付いているので昔から幸運を授かる、とされていた。 だが現状はどうだろうか。 俺は全くそんな運に恵まれていない。 寧…

世界から大地が消えた。人々の暮らしは空飛ぶ船の上。 飛空艇エキンに積んだ本の整理をしていた僕は、通路の片隅に落ちていた硬貨を見つけた。 お客さんの落し物だろうか？　それとも猫のア…

高校2年生の俺は平和に学校生活を送っていた。 2学期に入り、席替えをした時に、1度も話したことのない女子生徒が隣の席になった。 いつも無表情で、友達と一緒に行動するでもなく… 一…

世の中には運が良い、運が悪いってある。自分はそれほど運の悪い男だとは思っていなかった。 なのに、ラッキーガールを見ていると、自分がとんでもなく不運じゃないかという気がしてきた。

　傭兵団体アナグマの工作員は大陸の各地に潜む。表向きには宗教団体エルモとして各地の礼拝堂を運営しながら、些細な介入で各国のパワーバランスを維持し続けてきた。 　薄氷の上に築かれ…

筋肉！筋肉！

運動嫌いの俺は、中年太りを気にしてジムに通うことになった。 しばらくたったある日、若い女性トレーナーからパーソナルトレーニングを申し出を受ける。

KAC2023の五回目、肉離れは筋肉の損傷ということで筋肉お題作品です。例の匿名企画の【春】【旅】【うさぎ】お題も一緒に盛り込んでみました。 今回は時間があるから、といって余裕を…

朝の10分、昼以降の30分くらいに該当する気がします。

　冷たい空気に肺を清められる感覚を、もう何度体験したことでしょう？　 　あと何度繰り返せば、あなたに逢うことができるでしょうか？ 　そんな物思いにふけながら、朝焼けに染まる東…

貴族であるガリフェ家で働くメイドのアデルは、そこの息女ローザが妊娠したことを知る。だが父親を明かそうとしない娘に両親は世間体を気にし、堕胎の考えを口にする。ローザを思うアデルはそ…

風連は2年の兵役を終え、故郷へと向かっていた。列車の中で幼馴染の娘・キキョウと出会い、故郷の町へ向かうと言うので同じ席で乗りあうこととなった。降りた駅のロータリーで風連は思いがけ…