「未来ＳＦ」を含む小説

僕は１５歳の誕生日に告白された。 「私のマスターになって下さい」 相手はアンドロイドの佳乃翠さんだった。 彼女は人間そっくりな最新型アンドロイドなんだけど、それは偽装なんだ。…

イベントが禁止されたいつかの未来。 規制緩和を良いことに、死んだ高祖父は自分の葬儀を計画していた。 玄孫（やしゃご）である〝私〟は新時代を担う〈スージン〉であり、複雑な胸中のまま…

「私」は武装勢力が活動する紛争地点で、擱座した兵器を回収する任務を与えられる。 思わぬことが起きた戦場で、「私」は「もう一人の私」を作り出すのだった。

世界初の超光速宇宙船に搭乗する僕は、ベテルギウスが超新星爆発した後に残されたブラックホールを目指していた……

遥か未来の太陽系を舞台にした、キッチュでサイバーでスペースオペラな群像劇。 エウロパの氷の中に埋め込まれた〈ハイヴ〉に暮らす猫の遺伝子をもつ少女、あてもなく宇宙の旅を続ける密…

辺境惑星タラゴンでは、4人の異能者と、6人の地球人がサバイバル生活をしていた。何故10人はこんな辺境惑星でサバイバルをしているのか？　時は22年前にさかのぼる。人類が新たに住める…

TO-BE小説工房 第77回応募作です。

　紫外線が見える娘と、父親の話です。 「第2回かぐやSFコンテスト」に落選したので一般公開します。

ニコは色を集めている。ありとあらゆる色を、求める誰かのために。 （第二回かぐやSFコンテスト応募作）

第２回 かぐやSFコンテスト（お題：未来の色彩）の落選作：4000文字。 いつか将来、科学は物質のクオリアを発見すると思うんですよね。 ＜2021. 8. 26 更新＞ 第二…

「未来の色彩」をテーマに、バゴプラさん主催の第2回かぐやSFコンテストに応募した短編です。（一部改稿＋加筆修正済み）　 主人公の腕が10本あり、ルシフェリン－ルシフェラーゼ反応…

メロンサイダーを飲んでいたはずなんだけど、真っ白でよくわかんない。翠じゃなかった？　連絡帳もあさがおもパパもママもまっしろだよ、でも、あやかだけが僕を元気付けてくれる。顎股ぺろぺ…

【第2回かぐやSFコンテスト選外佳作】9原色を感覚することで得られる夢のような現象「心象スケッチ」を販売する企業で、抗鬱色を探索する社員ユージが、心象スケッチの中の存在「アオ」に…

近未来、地球は第二のノアの方舟並の水害にあう。海抜は20m位上昇し、世界の大都市は海中に没する。暫くは混乱が続くが、ある集落が飛躍的に豊かになる。しかしその集落には神様が居て、2…

　ある日、とある島である生物兵器の実験の最中に生物兵器が突然変異を起こし、 　全ての物質を侵食し始めたらしい。 　私達の上司が言うには、“ソウルブラッド”や“神機”と言うぶっ…

【百合】 戦国時代、弥栄は女でありながら戦場に立っていた。家族を養うためだ。その初めての戦いは信長。怖気づく彼女を鼓舞するのは隊長の十兵衛。十兵衛に付き従い戦う弥栄だが、十兵衛の…

【※旧題 : 堕ちた神は残酷に　～神殺しの最強機士、そろそろ本気で隠居します～】 西暦２０６７年。 突如として出現した漆黒の異形《神屍》により、世界は混沌と壊滅を極めていた…

颯太が目を覚ましたのは、自分が住んでいたころより６０年が過ぎた世界だった。未知のウイルスに感染した颯太は冷凍睡眠をしていたのだ。そこではアディムズという進化したゾンビが蔓延ってい…

高度に発達した社会は崩壊し、力を持った者たちが新たな社会を形成する。 高度な技術を持ったまま己の利を得るために動く人々。成熟しきれていない社会は様々な問題を孕み動いて行く。大きな…

自称、救命探偵------花織薫衣草。死の匂いが分かるほど敏感な嗅覚を持つ彼女は。近未来の日本で自殺を防ぐため活動している。そんな彼女に隠された真実とは------。