なんでもかんでも「便利だから」とデジタルに移行するのも考えものだなとこの作品を読ませてもらい色々思いを巡らせてしまった。
別にデジタルなものを否定しているわけではない。
便利になるのも良いことだと思う。
けれど必ず少数存在するとりこぼされてしまう人たちを「救済する」なんらかのセーフティーネットも存在していて欲しいのだ。
この作品は、そういうことを考えさせてくれる良い物語だと思う。
なんだか堅苦しいレビューコメントになってしまったけれど、物語そのものは説教臭さはないので「面白い視点のSF小説」として是非読んで欲しい。
最後に作者様にお礼を。
良作をありがとうございました。
これからも頑張ってください。