「たび」を含む小説

今日が締め切り日だというのに、ラストが決まらなくて焦っている男。 いい案が浮かびそうになるたびに、邪魔が入ってしまう。 果たして困難を乗り越えて、小説を書きあげることができるのか…

「ラストが見事な短編ミステリー特集」で紹介していただきました。 https://kakuyomu.jp/features/16816452218472865308 グランドン王…

異世界に飛ばされた大学生　佐藤大介は世界を牛耳る邪悪なエルフにより１０兆円の借金を背負わされた人間の国の財政立て直しを要請される。 今まで多くの人間が挑戦して失敗した超絶難度の依…

玉木柚子はやる気のない図書部に所属する高校二年生。柚子は隣に住む幼馴染の岡田航多を一途に思い続け、このままずっと航多と一緒にいられると信じ生きていた。その航多に長谷川花音と言う恋…

かつてわずかな時間を共に過ごした女に会いに、”私”は小学校の同窓会に出席することを決めた。 　小学生の時、縁日の遊びがやたらとうまい友達がいた。 　金魚を見るたびに、彼女の…

─────月を見るたび、思い出せ！ 自主企画「【第2回】三つのキーワードで小説を書いてみませんか【「金貨」、「カタツムリ」、「星」】 」用。

一定時間の記憶しか記録できず、容量がなくなると頭がパンクして死んでしまう不治の病「記録欠如病」の青年、狭山朱雀（さやま・すざく）。定期検査で、記録し続けるために「いらない記憶」を…

「愛しているって、言ったのに……！」 魔女が偶然出会ったのは、美しい王子様。外見の醜さゆえに隠れ住むようにしていた魔女に、彼だけは愛していると囁いた。 しかしその先にあったのは…

何度も生まれ変わっては裏切られる そんな人生を繰り返した少年はいつしか 孤独な人生を選ぶ... そんな少年が描く異世界ファンタジー！！

日常の風景を描いた読切り掌編

さく、さく、ひと針通すたび、淡く小さな光の粒がふわんと布に浮かぶ。木枠にはめられた絹のハンカチに刺繍糸の花が咲く。 　――これを使う人が、きっと、悲しくならないように。 　私は願…

２０１９年の夏、私は恋に落ちた。その恋は、私が望んで落ちたものではなく、なにより叶うことが許されない恋だった。 しっかりとした歩みで、前を見て歩いていたはずなのに、落とし穴に落ち…

大学生・香奈子は、七夕の空を見上げるたびに涙を流す体質。 曇り空を見上げながら、涙を流していた香奈子に、一人の青年が声をかける――。

コロナウイルスの影響か、新卒ながら正社員になれなかった私は、諦めて近所のパート募集へと履歴書を送った。 書類選考を通過し、対面での面談中に過去のアルバイト経験を聞かれた、私がした…

車で通るたび、いつも気味が悪いと思っていた霧。 ある日、その霧を認識していたのが自分だけだったと気付く……

高校生の【ソウタ】はクラスで「いない者」として扱われていた。何もないまま高校生活も終わりかけ、人生に絶望していたソウタだったが、事故に遭いかけた女性を助けたことで「10分間だけ時…

主人公は、数十年経っても忘れられない旧友のことを、ある駅で下車するたびに思い出す。主人公は、旧友にとって自分は唯一の知己だと思っていて、なぜだか忘れられな存在になっている。あなた…

中原で繁栄を誇る大夏帝国の都・大永安城。美しい庭園で知られる100万人都市は、宮廷の上空に造られた禍々しい塔に棲まう化け物、〈花嫁〉に悩まされていた。 美しい仙女のような姿であり…

黒と白。 少女二人。 生まれも育ちも環境も違って。 一人称から、性格も違くて。 全てが全部、違っていて。 それでも——好きになった人だけは同じだった。 「僕は、君が好きだ」 …

魔法の出力調整ができない稀有な体質の持ち主スレイは魔法を使うたびに暴発させ、力を使い果たして気絶しては幼馴染の女の子マリーベルに介抱されていた。ある日、二人のもとに大賢者と名乗る…