「全体」を含む小説

フラクタル（fractal） 部分と全体とが同じ形となる自己相似性を示す図形。 小学館「デジタル大辞泉」より

カミソリレターが再び五人の部屋に舞い込む。脅迫状の送り主が明らかになり、怒りを露わにするリリコ。夜の新宿にリリコの思いが滲む。 『子供の頃、童話の妖精に憧れていたというリリコさ…

異世界に転生するということは生前の世界に大切な人を遺していくということだ。 これはそれを良しとしなかった僕らの青春の続きだ。 ちょっと全体の話を見直したくなったので一旦完結…

「毎夜夢の中に現れる少女『百合子』を探しに、私は故郷へ向かった」 　本作は、「因果変質領域」シリーズのプロローグというか、キャラクター紹介のようなお話です。 「因果変質領域」シ…

言葉というものを、雰囲気というものを、フィーリングというものを、追い求めて書いた短編を集めたものです。 それぞれ個別でも投稿しています。もし、星やコメントなどで評価していただけ…

宛先不明のカミソリレター、ＳＮＳに拡散されたルームメイトの誹謗中傷。ショックと混乱の中、一平とユウキは犯人を追って新宿の街を奔走する。一方、ユウキは密やかな気持ちを一平に向けてい…

"ヤクザ"の父を持つ「力」 "政治家"の父を持つ「おぎ」 この"相反する"環境で育った2人だったが激突をへて2人は同じ"夢"を志ざす者だと知り手を取り合い"自分の夢"は"2人…

全体として1500字くらいにまとめる予定です 全て個人の感想です

雑多な街はつぎはぎのように狭い道が空中にいくつも掛かっている。超過密化社会は街全体を縦に伸ばす。上に上にと改築されていく街。下層地区出身のオミは写真でしか空を見たことがなかった。…

家出をする一平、深夜の歩道橋でスマホが振動する。着信を知らせる画面には、ルームメイトのリリコの名前が。「僕が家出をしたって、心配して電話をくれるような人じゃないのに･･･」救急車…

2018年の文学フリマにて発売した百壁ネロの自選全集「百壁ネロ完全体 黎明編」を #エア文フリ ということで特別公開。 以下、名誉完全教諭の倉林島之助先生より頂いた、発刊に寄せて…

高校で美術教師を勤める葉太はかつての恋人に似た桜子のクラス担任となる。避ける葉太とは裏腹に桜子は問いかけ続ける。一年を巡る淡い恋のお話です。 5月20日、全体を800字削りまし…

未だ『トイレの神様』が世に知られていなかった頃の話。 思い悩むものの前に、便器に座った中年の男が現れる。 男は自らを『トイレの神様』と自称し、人生に悩むものの話に耳を傾ける。生き…

8/28追記： 「ファミ通文庫大賞」の中間選考突破してましたああああああ！ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ※序盤シリアス、だんだんラブコメ、全体的にはやっぱりシリアス？「面白いスト…

タカさんの秘密を暴くことで、ルームシェア生活を壊してしまったと後悔する一平。目の前の男に懺悔（ざんげ）を始めるが･･･。大学の親友ではなく「好きです」と胸を張って伝えられる相手だ…

　様々な思惑が交差した『獏夜』と『春眠』の闘争が、『獏夜』の解体および首領であるルビースニーカーの死を以て終結してから数か月後。 　蟹玉県K市では、謎の連続殺人鬼『シザー・レザー…

名家の後継として生まれた幼女の世話係として生きる意味を見つけた少年が、大人達に揉まれる幼女を連れ出し、なんとか生活をしていたが、己の力の無さに絶望して1人愛し子を残して去る主人公…

　「詩も読んでみたい！」と言われたので、答唱詩編ぽく書いてみました。 　冊子版はサークル史上最速で全体の半分近く売れたヒット作です。

ウィスコンシン州、ホワイトウォーターで夏至に開催される音楽祭「コスモス・オブ・カオス」。出演者である叔母に誘われて当地を訪れたナイラ・マハーデーヴィー・エルウッドは、音楽祭におけ…

「会員制コミュニティ・α」。 その団体が基地とするラボ、セカンドライフ。 主人公・本多はその日とある出来事をきっかけにそのαのリーダー白菊耕哉と出会い、セカンドライフで暮らすこと…