「らしくないけど吸血鬼」を含む小説

　ユーリ・オットーは《騎士》になることが夢であった。 《従騎士》として務めあげて、ようやく《正騎士》として認められるところまでやってきたのだ。 　そんなある日、彼女は任務で仲間達…

妖怪『袖引き小僧』の末裔である袖篠隼が、吸血鬼事件を密かに解決してから三か月が過ぎていた。 天城家の一人娘――椎葉に引っ張り出され、妖怪絡みの事件に巻き込まれる毎日。 川原で起こ…

【殺伐感情戦線：第125回 お題「虜」】 　22時のライブハウス。音楽を続けるために必要なこと。ギター、曲、私とお客。そして最後にアンプルをひとつ。

病弱だった主人公は、自らの国の仲間たちとともに目の前に立ちふさがった壁を木っ端微塵にしながら突き進んでいく。

小学生の理玖は、神社で青年・トオルと出会う。 交流するうちに、彼が吸血鬼であるとわかった理玖は、真夜中の神社でトオルと謎の人物との戦闘に巻き込まれる。 負傷した理玖にトオルは血を…

もう、二十年も前に書いたお話です。 推理小説と呼ぶにはかなり問題があります。 瀬戸内にある架空の都市・光花市の南部・素土で起きたひとつの殺人事件に、主人公のキョウとその仲間たちが…

陽ノ國（ひのこく）朝暉軍（ちょうきぐん） 吸血鬼専門部隊 ――彼らが出動するのは名前の通り吸血鬼を倒すためである。 朝暉軍吸血鬼専門部隊に所属する一等兵、齢１５の少年、…

人間と吸血鬼の二つの種族が二つの国で別れて住む世界。 その世界で人間として生まれたルリという女性はある日交通事故に遭い、不老不死の存在「不死人」になる。 彼女は大昔の盟約で吸血鬼…

人類と吸血種の壮絶な戦争があった。食糧問題。異種間差別。その始まりがなにであったかが定かでは無いが、双方とも一切和睦の道を捨て、如何に一方の種を絶滅させるかということにのみ注力し…

　辺境伯の跡取り息子として領地で暮らしていた俺――チューヤ・ベラニラキラはとある事件のせいで父親ジョーヤと初恋の吸血鬼ヘラから逃げるようにクレオメドリア王国学院の魔術学科へと入学…

【あらすじ】 西暦二一六〇年、人類は滅びの危機を迎えていた。時空震と呼ばれる外宇宙からの高次元エネルギーが地球へと迫っていたのだ。主人公『クロム』は宇宙人たちに地球のゲームを宣伝…

とある奇病に罹った中学生が家を出て、大層口の悪い自称・吸血鬼と出逢うおはなし。

まず謝ることが一つ。 タイトルに意味はありません。響きのみを求めたものだったりします。 しかし、――吸血鬼を中心としたごちゃ混ぜな物語――という世界観は合っていると、後付けで思っ…

　吸血鬼が支配する国に住む人間の娘スフェール・ジェムは、ジェム家の長女、継母と義妹にいじめられる日々。父は仕事で家に帰らぬ日々。 　ある日、真実の石の破片を拾い持ち帰る、すると継…

恋をしていたらしい友人が消えた。 彼女を探すうちに、廃校で行われているイベントへと参加するようになった私は、知らないうちに人間ではなくなっていた。 注意　「いつか忘れる空」の恭…

あらすじ 　蒸気による産業革命が起きて人間が新たな歩みを得た時代、とある一人の吸血鬼が飼い猫と共に旅をしていた。 　それは吸血鬼が天使を殺し、神の怒りによって奪われ分散させられた…

警視庁怪奇捜査研究所、通称“奇捜研”。 人間と人ならぬもの“異常存在”の捜査官。 これは一人と一つのバディが向き合った事件の記録である。 ※コメント欄から、同じ“奇捜研捜査員か…

ダンジョン踏破者には莫大な富と『力』が与えられる。 そんな常識が浸透したこの世界では、数々のダンジョンが一切の兆しなく現れ、攻略された先から霧散する。 王都の城内に突如として現れ…

赤野　司は記憶喪失の吸血鬼だった。 彼は、夜な夜な人を殺して食らい。 昼はホームレスをしていた。 そんな彼に本物の殺人鬼に出会う。 誰よりも暖かい、優しい、殺人鬼の少女。 彼…

不死の吸血鬼である『レヴィ』と不治の病を患う少女『キツツキ』の話。 不死の吸血鬼であり、歴史学者でもあるレヴィはテレビで放送されていた闘病生活のドキュメンタリーに出演していた不…