「月の光」を含む小説

1999年、ノストラダムスが人類の滅亡を予言した年。 当時高校一年生だった沙和子は、大好きだったピアノを辞めて悶々とした毎日を過ごしていた。そんなある日、なりゆきで幼馴染の淳也ら…

月の欠片が見る世界

　Cは、ムーンボウを見ないままに、私の前から姿を消してしまった。 　夜空にかかる虹のことを、月虹、またはムーンボウという。大気中の水滴がプリズムの役割を果たし、月の光が七色に分か…

　スターライト☆キャンディチャイム――。 　七色にきらめく。月の光さえ届かない、真っ黒に塗りつぶされた路地裏が。 〝魔法杖(マジカルステッキ)〟の先端からほとばしったのは、星屑…

全て失いたい。無かったことにしたい。もう迷惑を掛けたくない。 弱虫な俺がビルから飛び降りたその瞬間から、 全ては始まった―― 俺がたどり着いたのは、この世界と対になる“裏の世…

月の光の下、結婚式の真似事を。 インテリメガネ男エルフ魔導士と重戦士《タンク》の姫騎士の、結婚当日。

芹沢隼人(せりざわはやと) ごく普通の高校3年生。両親を事故で失い、今は両親が残した貯金とアルバイトで生活している。 デューク 数年前に爪の部分が化石となって発見され、隼人の通…

誰もいないよね？…肝試し？…いや違う。何かが体に直接入ってくるような。そんな感覚に襲われた。どす黒い何かが。でもこれは緊張しているせい。きっとそうだと、奈津子は自分に言い聞…

吉野夏希、16歳。 彼女はこの夏、おばけになった。 中学生時代の思い出を引きずったまま、新生活に馴染めないでいた彼女は、廃校になった母校に全てを置き、真夜中の校舎の屋上に立った…

二人のハンターが討伐依頼されたモンスターへと向かっていくと、そこには今まで見たことのない光景が…。 極秘の依頼を受け、その謎をとく旅に出る。

月の光の幻想 出会う２人 幻想のような世界のために生きる２人

　ある夜、男子高校生の宮東紫苑(みやとうしおん)は自宅の神社で傷ついた白兎を拾う。その白兎は月に住む兎『天兎(てんと)』であり、人間の女性の姿を取ることができた。 　天兎は月の光…

いつものように裏山に向かうと、そこには美しい光に覆われた少女がいた–––

暗い暗い地の底、そこに一体の白骨死体があった。 不思議なことに長い時の中を過ごしたはずの白骨死体は朽ちることなく磨かれたように綺麗な状態であった。 本当に白骨死体なのかと疑うくら…

◆お題：「月」 月の光を浴びることで発症する奇病・月光症候群が蔓延する時代。 好奇心で夜な夜な家を抜け出して月の光を浴びていた”俺”は”彼女”と出会った。

あなたを大切に思ってくれてる人は、必ずいる。 ただ、耳鳴りのせいで、大切な人の声が、届かなくなってしまうことも… そんな時、俺様の猫と影だけの男ムが、あなたを救いに現れる！

月の光には、この世のないものを甦らせる力が…

　ある日、高校二年生の高山月は、松井ゆりと言う同い年の女子高生と夜の中で出会い、友達になった。