「屍 魔法」を含む小説

喪われた物語は決して終わったわけではない。 幾星霜の時を経て、無数の屍と意志で紡がれ続けた逸話の最終章は彼に託された。 彼は勇ましい者でも、賢い者でも無かった。 ただ、ひたすら…

　昨日の味方は今日の敵。幾本もの剣を身に帯び、戦場を渡り歩く孤高の傭兵アッシュ。憎しみを燃やし、血溜まりと屍を築き上げる彼の行きつく先とは……！？　これは剣と血と出会いと選択の物…

アイルは、兄バルーと妻ティマと仲良く三人で暮らしていた。ところが、ある日、ティマが病で亡くなり、兄は生きる屍と化してしまう。そんな兄に神がチャンスを与えた。五つの精霊の石を集める…

王からの勅命を受け、女騎士リーベは不死の魔術師『屍王（しかばねおう）』を討つため、『彷徨える魂の迷宮』の最下層へと下りていく。 しかし、屍王とは、魔術師となったリーベの幼馴染みカ…

どこでもない国。回る風車。科学を操るエーテルの吹きすさぶ風。魔法の行方。遥か彼方見渡す星の都が支配する夢のような空。 地上。力の門。並ぶ幾千もの都と白い塔。海に点在するアホウドリ…

とある事故により自分の意思とは関係なく未来の世界で生きることになってしまった青年　天魔。 しかし、彼の記憶・体・心は未完成の技術　医療冷凍睡眠（コールドスリープ）により、壊れて…

竜狩り専門の部族出身の竜屍士・ヨキ。星海を渡り、多元宇宙を旅する竜・カラン。 食って寝て笑って怒る、時々泣く。そんな二人の旅の記録。

　転生したら全裸でゴブリンのお手つきになっていた少女の話。陰惨であることをそれなりに覚悟してください。あらゆるものへの憎悪、そして復讐の快感。 　闇魔法、『死蔵』『葬炎』『喪蝶』…

兄妹の一般兵がいた。二人には自分と同じ人を殺す覚悟なんてない。そこは剣と魔法、そして血が争いあう醜い屍が辺り一面に広がる戦場なのに。そんな初陣で、予想外の出来事が二人を襲ったのだ…

魔法が存在する異世界ジョイスにおいて、使用を禁じられた禁断の魔術『蘇生術』。その術によって、蘇った屍少女０９-α（通称：ノイン）に宿ったのは、過労死したサラリーマンの魂だった。最…

三流商事会社に勤めるサラリーマンの藤堂剣一と酒田鉄平。 　新宿歌舞伎町に繰り出した彼らの悲劇は、立ち寄ったバーが、何とボッタクリの店だったところから始まる。二人はヤクザ達に追わ…

　伯父の葬儀の報せでアイルランドの古城へ呼び出された真田貴史は、そこで幼い頃会った屍織姫と再会する。不死の存在であり、伯父の遺産の一部である彼女を手に入れる条件は、やがて訪れる魔…