「大切な家族」を含む小説

２０年ほど前。この世界に『白雪姫症候群－スノーホワイト・シンドロームー』という能力が出現した。 その能力は様々だったが、能力を宿すことができるのは、思春期の少年少女のみ。 そ…

12月25日、 聖なるクリスマスの日。 大切な家族、友達、恋人……。 それぞれに、それぞれの大切な人と 一緒に過ごす素敵な日。 ホワイトポインセチアを知ってる？ ホワイトポ…

亡くした祖母のクロゼットを整理する僕は、ばぁちゃんの事を思い出していた。 頑固で、面倒で、変な色の服を着た、ぼくのばぁちゃん。 そんな、ショートショート。

出勤する車の中、家を出て最初の交差点でブレーキを踏んだ時、助手席で勢いよく転がるサッカーボール。 息子のアキラと公園に行った時のボールが、 車に乗ったままだと気がつく。 コン…

小学四年生になった荒巻三詩は、人と話すのが苦手だ。 小さい頃、育児放棄されていたせいで話すことができなかった。そのため、自分が人間としてそこに存在していると思っていなかった。まる…

【KAC2022参加作品】お題「出会いと別れ」 実話を元に書いた犬の話です。

怒りって凄く体力を使うんだなって。 何とも思わなくなって そしたら異常な食欲がなくなって よく寝るようになった

病弱な弟に会いに、毎日お見舞いにいく。 ところがある日、両親は死んでしまい弟のために仕事づくめの日々へ一変する。 弟は、そんな私に冷たい眼差しを向け、きつい一言を浴びせてくる。

高校入学前夜、俺は妹から告白された。 俺達は普通のごくありふれた兄妹だった筈、いや、最近じゃ寧ろあまり仲良くなかった筈。 冗談？　しかし妹は涙を流した。本物の涙を……。 嫌い…

私が３０歳の頃。好調な仕事の反面、家庭は崩壊していた。 もう終わろうとしていた時。 涙が溢れて止まらない。 僕は何のために働いてるんだろう？ 僕はなんでこんな優しい人を泣かせてる…

私はストレス発散が苦手 そんな私でもね 自分をすきになろうと 文句を言っても仕方ない 残りの1年を笑顔で 人を大切にするのと、自己犠牲は違う

第2回角川武蔵野文学賞（武蔵野×ライトノベル部門） 武蔵野台地の西外れにあるちょっと新しめの神社、それがあたしのお家。 祖母はずっと前に、母は数年前に亡くなって、今は祖父と父と高…

　職人気質の地、リヒタイン侯国の朝。精霊工芸院ルチェネ校の演習庭に一人佇むは、精霊の加護を賜る、飛沫屋のカンデ。侯国で、飛沫屋は水の加護ある精霊の力を引き出し、造形物に水や潮や泡…

　努力して人並外れた能力を手に入れたにも関わらず、それを持っていた故に周囲に妬まれ続けた主人公が異世界に王族として転生した。そこでは周囲の人たちに認められ、幸せな暮らしを送れると…

婚約者で第二王子のユーグラテスの策略で、家族は国家反逆罪で捕まり、自身も投獄されてしまった公爵令嬢のミシェル。 地下牢で泣き崩れるミシェルの元に現れたのは、いつも喧嘩ばかりして…

中学入学初日、生真面目でコンプレックスの強い啓子は華やかな美人で女王的存在の真理奈と知り合い、反発を覚えながらも強く意識していた。 卒業後交流はなくなり、それぞれの人生を歩んだ二…

あらすじ 　主人公の麗奈（れな）は学校に登校する途中で怪しい男に声をかけられる。そしてその後トラックが目の前に突っ込んできて……目が覚めると見知らぬ部屋の中。そこで出会った人はな…

　｜神童治《しんどうじ》　｜総士《そうし》は千刻の義と呼ばれる儀式で一人の少女と出会う。 　自称死神と名乗る少女と出会った総士は依り代となり、望まれない環境へと身を落としていく…

　仕事にプライベートに充実した人生を送っていたが、妻の事故をきっかけに徐々にその生活が崩壊していく。一家の主として里中仁は懸命に家族を守ろうと奮闘していくが、次から次へと問題が湧…