「ないと思う！」を含む小説

遠い日の、夏。 足のつかないプールで溺れた私を救ってくれた兄。 優しかった兄を、探している。 【追記】 【残虐なシーンがイメージできる表現があります。苦手な方は閲覧にご注…

　彼の唇はマシュマロのようだった。 　彼は自分のことを、俺でも僕でもなくわたしというんだ。漢字でもなくてひらがなだよ。柔らかくて甘い声さ。彼の喉が、歯が、舌が、唇が、全部が優しい…

　よく言うだろ？ 　『小さい頃の恋愛は、はしかみたいなものだ』って。 　……でも実際はさ、そんなことないと思うんだ。 　俺にはわかるんだ。 　幼くたって、ガキだって、好きな…

フィクションにはなりますが、太平洋戦争末期の日本を舞台にした作品を書こうかと思います。 史実とは異なる部分もありますのでご了承ください。 大平洋戦争の末期において、日本は無謀と…

『はい、人事部　給与厚生課です。』 https://kakuyomu.jp/works/16816452220776148887 の続編です。 続編とは言っても、１話１話は完結し…

天然ってよく言われるけど、天然ではないと思うんですよ。

私はどちらかというと真面目な感じな人なので、珍回答的なものはないと思う。 面白みがなくてごめん。

自殺した祖父の遺品整理のために母方の実家を訪れた壮悟と、従兄・榛弥。整理中に触れた蝶の髪飾りをきっかけに、壮悟は夜な夜な部屋に現れる少女の幽霊と、見知らぬ男に殺される夢に悩まされ…

幸せが苦手な人間がいること（それも無視できないほどの人数がいること）は、もう自明なことであるから特に説明の必要はないと思う。もしそれを病ととらえるのだとしたら、どんな治療があてら…

ゾンビになったばかりのゾンビ君は、経験ないのになぜか意識高め！ 呆れながらもいらいろ教えてくれるゾンビ先輩。 ダークでポップなまったりトーク。 これはホラーではない。ポップでホ…

26歳。結婚適齢期のりなは、婚活アプリで知り合った30歳の健太郎と交際をする。ドラマのようだが、どこにでもある話。 そんなことあるはずないって思うかもしれませんが、本当にあった実…

誰でも男なら色仕掛けで誘う病気。

昔、とある事故から幼馴染の記憶を失ってしまった主人公――月待颯。彼は今日もいつもと変わらぬ日常を悠々と過ごしていた。早起きだが、欠伸をしながら向かう駅。そして乗る電車。そう、ここ…

多分かかった人がどうなるかあまり知られてないと思うし、誰も語りたくはないと思う。でも、この体験だってムダじゃないはず。いち体験者として世の中の黒いとことを少しお話します。子育てマ…

たかが、それだけの関係で上から目線？　本物の恋愛を舐めすぎだってーの！ パーティーでお荷物扱いされていた俺は、とうとう勇者でありパーティーリーダーのガイアにクビを宣告されてし…

「死んだ後も、お兄ちゃんのこと、ずっと監視していたからね？」 「部屋を覗き見したって面白くないだろ。俺はテレビタレントでも芸人でもないんだから。ただの私生活だぞ？　盛り上がると…

アンカラの旧市街で発見された羊皮紙には、16世紀に書かれた風刺劇が記されていた。それは近代文明への批判に他ならず、神が旅立つまさにその瞬間を描くものだった。 第二回 架空の読書…

ホラーほどでもない、と思う内容。 遠い昔、村のために犠牲になった少女が復活。不思議な音楽を耳にして感じたことのないトキメキを知る。 変な女と友達になり、推し活始めます！

浮気セックスをした彼女を切り捨てる話。

一年前か、三年前か。それより前ということはないと思うのだが、とにかく、何年か前の話だ。 公園前の通りは、ゆるやかな坂になっていて、僕はそこをのんびりと歩いていた。 ふと、絵を描く…