「たると」を含む小説

今から約200年前。 ある一人の男が、この世界に存在する数多の人間を片っ端から大虐殺するという大事件が起こった。 犠牲となった人数は千にも万にも及び、その規模たるや史上最大・…

ド田舎村の近所に突如出現した大迷宮。 そこに眠るという聖剣を求めて冒険者達が大挙して集まり、村はバブル景気に。 少年ワイトは祖母の命令で、勇者を名乗る少女ユキを支えて聖剣を目指す…

伊予松山藩の藩主、松平定行は、長崎奉行としての職務のために乗り込んだポルトガルの船の上で、「たると」と呼ばれる南蛮菓子に出会い、これにいたく感銘を受けた。定行は何とか松山でこの味…

旧約聖書みたいな文体の物語あつまれ！参加作品 聖書にあるような教訓めいた話です。 王の皿とはそのものずばり料理皿のことで表裏の違いは高台のあるなしです。封建制度において民は裏、王…

ペンタブの手書き入力で往年の名作を写経します。 誤変換はそのまま使います。 予期せぬ化学反応。当たるも八卦当たらぬも八卦。

中島敦の一遍「弟子」に導かれる様に「論語」と出会い、かねてより金谷治先生訳注の「論語」一冊のみで勉強しておりました。（金谷先生と私とは不思議なご縁が有ります） 何度も読み返す内、…

先人の言葉たるや、其れを異界の巨悪とも喩える。しかして魔性。されど薬。嗚呼、水、水を。先ずは腹空かして水を。ややもすれば、油を恐れるなかれ。そう、貴方は知る。降りかかる災難を。

源氏星の道の果てよりも、なほ奥つ方に生ひ出でたる人、いかばかりかはあやしかりけむを、 いかに思ひ始めける事にか、世の中に宇宙人といふ物のあんなるを、いかで見ばやと思ひつつ、 つれ…

　地獄の日々を送った僕が選んだのは『自殺』と言うありきたりな逃避だった。 　死んだはずなのに、果てすら見えない海に一人箱舟に乗って漂っていた僕は、自分をいじめた人間、切り捨てた人…

最初に、新型コロナについての不可解な謎について述べ、次に、それに対してある仮説を立て、最後に、投資戦略を組み立てます。 当たるも八卦当たらぬも八卦。 信じる信じないはご自由に。

プレイヤーはキャラを強くするためにも、アナザーダンジョンへ行くのが日課。 ゲームでHPMPを回復には宿屋に泊まることが定番ですが、ダンジョン内でも使える回復手段として、宿屋ごとに…

空のインク瓶が満たる話。 異形頭の出てくるお話です。異形頭すき。 第一回神ひな川小説大賞参加作品。 以前書いていた話と同じ世界観になりますが、一人が共通しているだけで今作の…

　村の少年として生まれたロイ。 　彼は幼き日に、その強大な力を妖精によって封印してもらう。 　やがて月日が流れ。 　勇者に選ばれて王都に行った幼馴染、そのエルフの少女を追って村…

神を恨んだ少年少女は、最強たる者の手を取る。 世界を支配する組織を決める戦争が始まる、そこに隠された意味も分からないまま。 殺し屋のシナーは、過去に一つの世界を滅ぼした。 妖のク…

この出来事を記すにあたって、まだ四年前なのか、と驚く。まるで遠い昔の出来事のようだ。 当時の私は雑報記者である自分に疲れ始めていた。 そんな時だった、あの、空を見上げる集団に出く…

　ヴァローズ帝国のシャルロット姫は「美しい者」が大好き。 　その偏執たるや、乳飲み子の頃から美しい乳母の乳しか飲まなかったと逸話があるほどだ。本人も美しいが、周囲に置く者も美しく…

まだ"世界"だ存在せず、 あらゆるモノが無秩序だった。 人の祖たる者が定義を定めた、 こうして世界は産まれ、 そしてあらゆる分岐を経て成長していった、 木のように無数に枝分かれす…

少女たちに日常はある日、突然終わりを告げる。 日常の裏に隠れた黒い影。人の死という現実。そして姿を現す絶望の権化。 悲しみより出でたるは希望の欠片、目覚めよ。そして運命に抗え…

宮草さまの自主企画「おみくじを作って、遊ぼう！」参加作です。 私の過去作の登場人物があなたの運勢を語ります。 さて、どの作品の誰か分かるかな？　読んでないから知らない？　じゃあ…

異世界に飛ばされた少年、秤野 双天（はかりの そうてん）。 彼は『純人族』の持つ聖剣『エクスカリバー』の適合者だといわれる。 そして魔王『ゲーティア』の持つ魔剣『グリモワール…