サラリーマン秀吉
kingsglaive
第1話サラリーマン秀吉誕生
羽柴秀吉、高校三年生。
就活中である。
愛知県随一の車メーカートヨトに受かり
といっても警備員としてだが。
4月1日その日は来た。
トヨトの社長はいつもは正面玄関から
朝入るのだが最近アメリカで車の不具合で
死亡事故が起きその原因の調査中で
マスコミもちらほら社長を狙い玄関をうろついていた。
秀吉は周辺見廻りを命じられ注意は
できなかったがマスコミがいるのを知っていた。
社長は裏口から入った。
4月の朝は寒い。
事故の件もあり最近社長は体調が悪い。
秀吉の前を通るとき社長が咳をした。
次の日も特に冷えた。
社長は8時には会社に来る。
8時半に出てきた。
社長車に乗りこもうとしたその時
社長が叫んだ。
車が濡れている!
きちんとふいておけ!
運転手が言った。
濡れているのはお湯をかけたあと拭きあげたので霜がついたのです。
私の親友の警備員の秀吉が社長車の窓が凍り
それをお湯で溶かし拭き上げました。
そうか。。
社長の信長と運転手の利家である。
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